ラーメンと人生
2023-05-15 16:05:54

ラーメンを通して見る人生と死を考える書籍『TAMPOPO 13』の魅力

ラーメンを通して見る人生と死を考える書籍『TAMPOPO 13』の魅力



2023年7月4日、注目の書籍『TAMPOPO 13』が発売されます。この本は、伊丹十三監督による名作映画「タンポポ」から生まれたもので、ラーメンという隠れ蓑を通じて「生きること」「死ぬこと」「食という行為」の本質に迫るものです。公開から約40年が経った現在でも、ラーメンは日本の食文化を超えて世界中で愛されています。

新型コロナウイルス、ブラック・ライヴズ・マター、ロシアによるウクライナ侵攻といったさまざまな問題が私たちを揺さぶる中、ラーメンを楽しみながら改めてこのテーマについて考えることが求められています。実際、「タンポポ」のサイド・ストーリーには、どのようなメッセージが込められているのでしょうか。

読者必見!多様なサイド・ストーリー



『TAMPOPO 13』は、映画のメインストーリーだけでなく、数多くのサイド・ストーリーにも焦点を当てています。これらは単なる補足ではなく、物語全体を深く理解するための鍵となります。アメリカの映画監督ダニエルズは、「タンポポ」の影響を受けたと語っており、特にアメリカにおけるその人気は日本を上回ると言われています。

それぞれのサイド・ストーリーは、さまざまなテーマを扱っており、以下のようなものがあります。

  • - エロティシズム: 白服の男とその情婦が腹いっぱいに食べる姿が、食と肉体の結びつきを際立たせます。
  • - 美徳と崩壊: ビジネスランチの場面やスパゲティ講座で謙遜の美学が試されます。
  • - エレガンス: ホームレスの視点から食と生き方の美しさを感じ取れます。
  • - 執着心: 詐欺師の老紳士やカマンベールの老婆の物語が奇抜な印象を残します。
  • - フェティシズム: 歯医者の治療を通して、隠れた欲望が見え隠れします。
  • - 死生観: 走る男とその母親のストーリーが、人生の重みを感じさせます。

没後25年、伊丹十三の愛に溢れたストーリーの数々



「タンポポ」が放送されてから25年を経て、さまざまなクリエイターがこの作品に影響を受けています。本書には、編集者やフォトグラファー、文筆家など多彩な寄稿者が参加し、それぞれの視点から伊丹十三を讃えています。また、日米合作の特別な内容も見逃せません。

著名なインタビュイーには、アメリカの人気ラーメン店「RAMEN SHOP」のサム・ホワイトとレイニエル・デ・グズマン、女優の菊池亜希子、音楽家の田中知之などが名を連ねています。彼らの言葉から、「タンポポ」の魅力や、ラーメンが持つ特異な力を実感できることでしょう。

まとめ



『TAMPOPO 13』は、ただの料理書や映画の解説書ではなく、私たちが直面するさまざまな問題と向き合わせてくれる一冊です。ラーメンをすすりながら、食という行為の背後にある「生きること」「死ぬこと」について深く考える機会を提供してくれます。公開から多くの年月が経った今だからこそ、この素晴らしい作品を再評価し、楽しんでみてはいかがでしょうか。 お問い合わせや詳細は、株式会社コラクソーまで。

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