寺院特化型LINEアプリ「しゅうごうのLINE」が70寺院への導入を達成！

最近、株式会社しゅうごうが開発したお寺専用のLINEアプリ「しゅうごうのLINE」が70カ所の寺院に導入されたことが発表されました。このアプリは、檀信徒やその家族が簡単につながるための仕組みを提供しており、リリースからわずか1年で契約寺院数は3.5倍に、一般ユーザー登録数も3倍に急増しています。これは、檀家さんとの深い関係を築くばかりでなく、地区内の寺院同士の協力や地域コミュニケーションを促進するツールとして位置づけられています。

「しゅうごうのLINE」では、寺院ならではの便利な機能が数多く盛り込まれており、特に法事のリマインド機能や相談受付のフォーム、キャッシュレス決済による卒塔婆の申し込みなどが特徴的です。これにより、遠方に住む家族ともスムーズにつながることができ、利用者から高く評価されています。また、平均ブロック率がわずか5.1%という非常に低い数字は、利用者のニーズに合致していることを示しています。

このアプリの利点は世代を問わない使いやすさにもあります。60代以上のLINE利用率が80%以上に達する日本において、日常的に使用されるLINEというプラットフォームを通じて、新たな世代とのつながりを創出しています。今後は、全国77,000の寺院への導入を目指し、寺院のデジタル化を進めることが期待されています。

「しゅうごうのLINE」には、特に2つの重要な機能が支えとなっています。ひとつ目は、便利でスムーズな相談・申込みが可能なことです。法要や回忌のリマインドや、実際に行動に移しやすい供養相談、さらにはお墓じまいの相談を自動で受け付ける機能も備えています。これにより、寺院はより多くの方々と接点を持ちやすくなっています。

ふたつ目は、コミュニケーションを活性化させるための「つながるしくみ」です。「寺みくじ」や参拝記念ステッカー・デジタル御朱印の提供により、ユーザーはお寺との関わりを深められるようになります。特にスタンプラリーの機能は、訪問者に対して「また来たい」と思わせるきっかけを作ることができ、利用者のリピート訪問を促す要素となっています。

さらにオンライン勉強会「寺子屋しゅうごう」も定期的に開催されており、多くの寺院から500名以上の参加者を集めています。この勉強会では、AI技術やSNSの活用方法など、現代における寺院の役割についてさまざまなテーマが取り上げられています。参加者はこの勉強会を通じて新たな視点を得て、自寺院の活動の幅を広げています。

最後に、「しゅうごうのLINE」は単なるアプリではなく、寺院と地域社会、さらには人々の心をつなぎ直す重要なインフラとしての役割を果たす機会を提供しています。今後もこの取り組みが全国に広がり、より多くの人々が寺院と結びつくことが期待されます。