相鉄線を舞台に父娘の12年間を描く映画『父と娘の風景』が公開！

相鉄線で織り成す父娘の12年を描く『父と娘の風景』とは？

2023年3月16日に公開された映画『父と娘の風景』は、人気俳優オダギリジョーさんと櫻坂46の山崎天さんが父娘役で初めて共演した作品です。この映画は、相鉄線を舞台にして描かれる12年間の親子の物語で、特筆すべきはその撮影スタイルです。なんと、作品は50人のキャストが参加し、全てがワンカットで撮影されています！

映像のコンセプト

映画は、「父と娘の風景」をテーマに、実際の父親たちへのインタビューを通じて、親子の関係の変化を描き出しました。観る人が共感しやすい内容となっており、オダギリさんと山崎さんだけでなく、6歳から46歳までの総勢50名が演じる親子の姿が映し出されています。子供の成長とともに変わる親の思い、そして親子の距離感の変化を美しく表現しているのです。

ストーリーの核心

物語は、相鉄線の車両内で繰り広げられます。主人公たちは、小学校時代から高校を卒業するまでの様々な時期を経て、親子関係の変遷を見せます。ラストシーンでは、東京へと向かう娘に「東京、遠いな」とささやく父の姿と、「あっというまだよ」と答える娘の対話が印象的です。このシーンは、幼少期より成長した娘の心の変化を見事に捉えています。

音楽の魅力

また、映画にはPUNPEEとハナレグミによる共演曲も話題です。PUNPEEの『タイムマシーンにのって』と、ハナレグミの『家族の風景』が融合したこの楽曲は、親子の物語にさらなる深みを与えています。音楽が持つ力が映像を一層引き立て、様々な世代の心に響く作品に仕上がっています。

カメラワークと演出

この作品の撮影は、特に人力による工夫が光ります。25人ずつのオダギリさんと山崎さんが１人一人異なる年齢を演じるため、衣装やメイクも計画的に行われました。クルーは200人以上に及び、全てが緊張感と興奮に満ちた撮影現場でした。電車の蛇行を模したループ車両のアイデアもユニークで、物語の進行とともに親子の距離感の変化を表現する重要な要素となっています。