ゴツプロ！第十回公演『たかが十年の祭り』が下北沢で開幕

ゴツプロ！第十回公演『たかが十年の祭り』

2024年12月18日（水）から22日（日）の間、東京・下北沢のザ・スズナリでゴツプロ！の第十回公演『たかが十年の祭り』が上演されます。この公演は、戦中の温泉街を舞台に6人の男たちが織りなす喜びや苦悩を描いた作品で、特に記念すべき10回目となるこの公演に期待が寄せられています。また、こちらの公演は2024年12月27日から29日および2025年1月3日から5日の日程で台北でも上演される予定です。

作品の背景とテーマ

本作は1940年代の南ヶ沢温泉を舞台に、戦争の影響を受けつつも男たちが祭りの準備を進める物語が展開されます。今年で十回目を迎えるこの祭りには、長い歴史や伝統もなく、また参加者も少ない中で男たちが果敢に挑戦続ける姿が描かれます。戦火が続く中、無謀とも言える「たかが十年の祭り」をどう乗り越えていくのか、観客は彼らの姿を通して様々な感情を体感することができるでしょう。

キャストと制作

本公演を手掛けるのは、東京夜光の川名幸宏氏が脚本・演出を務め、メインキャストにはゴツプロ！のメンバーである塚原大助、浜谷康幸、佐藤正和、泉知束、渡邊聡、44 北川が出演します。創作への情熱と演劇に対する真摯な姿勢を称賛する声も多く、期待されています。

チケット販売情報

チケットの先行販売は9月21日からスタート、一般発売は10月5日です。価格は指定席5,500円、自由席・前方ベンチシート4,500円、さらに25歳以下の若い方向けに3,000円の割引も用意されています。これらのチケットは、ゲキラブ！アプリやチケットぴあ、イープラスなどの各種プレイガイドから購入可能です。

台湾での公演

この公演の一環として、ゴツプロ！は北投アートフェスティバルにも参加します。歴史的に日本との結びつきが強い北投区での公演は、国際交流や異文化交流の一環ともなり、今後の演劇界に新たな連携を生む一歩となることでしょう。エネルギッシュな台湾の観客に向けたメッセージも込められています。

制作コメント

作・演出を務める川名幸宏氏は、ゴツプロ！の10年の軌跡を伝え、更に成長するための公演として、参加メンバーには特別な意味を持つと語っています。また、ゴツプロ！の主宰である塚原大助氏は、「初めてのザ・スズナリでの公演」として挑戦的なステージを約束し、国内外の観客を魅了することを目指すとコメントしています。