医療現場のエンゲージメント向上に向けた取り組み
近年の医療現場では、人材確保とその定着が重大な課題として浮上しています。特に、看護師不足が深刻化しており、2025年には27万人もの看護師が不足する危機にあると、厚生労働省の調べが示しています。求人倍率も2.2倍に達し、これは看護職だけではなく、全医療従事者に影響を及ぼしています。この背景には、従業員自身の看護能力に対する自己評価の低さや、上司や同僚との人間関係の不安定さが大きく関与しています。
エンゲージメントの重要性
エンゲージメントとは、医療現場における人間関係の質や相互理解に基づくチーム力の向上を意味します。給与や労働条件を改善するだけでは、根本的な解決に至ることは難しいのです。医療従事者が実感する働きがいや、組織への帰属意識を高めるためには、魅力ある職場の形成が不可欠となりますが、その実現は容易ではありません。
「バンドルルーム」の紹介
そんな中、モレーンコーポレーションが提供する「バンドルルーム」が注目を集めています。このエンゲージメントサーベイは、医療従事者の関係性に焦点を当て、チーム力を向上させることを目的としています。
期待される効果
「バンドルルーム」を活用することで、以下のような効果が見込まれます。
- - 従業員の定着率が向上
- - 生産性の向上
- - 医療サービスの質向上により、患者満足度が高まる
- - 院内感染対策や医療の安全性の向上
このツールは、独自の分析手法を用いて組織の現状を科学的に分析し、その結果を可視化します。これにより、管理者はどの部署に課題が存在しているかを具体的に把握し、解決に向けた具体策を講じることができます。結果的に、医療従事者が「この病院で働けてよかった」と感じられる職場環境を創り出し、高品質な医療を提供する持続可能な病院経営を実現します。
将来の展望とセミナーでの紹介
2025年8月22日から23日にかけて、札幌市で開催された「第29回日本看護管理学会学術集会」では、草場恒樹代表が講演を行いました。多くの看護管理職が集まっており、エンゲージメント戦略の重要性が強く叫ばれています。セミナーは大盛況で、最初に満席になるほどの反響を呼びました。
このセミナーでは、看護管理職に必要なエンゲージメント戦略が解説され、特に感染対策の重要性も述べられました。このような取り組みを通じて、医療現場におけるチーム力向上が促進され、経営改善にも寄与するでしょう。
実証実験の進捗
「バンドルルーム」は、すでにいくつかの病院で実証実験を実施中です。導入を検討されている医療機関は、ぜひこのチャンスを活用し、従業員が魅力を感じる職場環境の構築に向けて、まずはお問い合わせを。
株式会社モレーンコーポレーションは、感染対策の専業者として1993年に設立され、実績を積み重ねながら、医療界の要請に応え続けています。関連情報については公式ウェブサイトをご覧ください。