モルゲンロートが医療現場のDX推進を加速する新部署設立！

モルゲンロートが持続可能な医療を目指す

近年、医療法人社団モルゲンロートは、医療現場の課題を解決するために新たな挑戦を始めました。それは、持続可能な医療の実現を目指し、デジタルトランスフォーメーション（DX）推進を専門とする部門を設立することです。これにより、現場の業務を効率化し、患者にとってより快適な医療環境を提供することを目指しています。

DX開発部とIT統括部の設立

モルゲンロートは、医療の現場での「ムリ・ムダ・ムラ」を解消するため、DX開発部とIT統括部を新設しました。 DX開発部では、AIを活用した事前問診システムの特許を取得し、新たな医療システムの開発に取り組んでいます。一方、IT統括部は、迅速な業務支援やITインフラの整備を通じて、クリニックの日常運営を支援しています。

この新部門の設立は、医療現場のデジタル化を促進する重要な一歩です。特に、医療現場は高齢化社会による医療需要の増加や医師の働き方改革が進む中で、効率化が急がれています。

主な開発実績

1. 電子カルテ操作マクロツール

従来の電子カルテ操作では、処方箋の印刷に15～20秒かかっていましたが、マクロツールを導入することで、これが「F19キー1回で印刷完了」という形で自動化され、労力と時間を大幅に削減しました。この変化により、医療現場の業務効率が飛躍的に向上しています。

2. 新規患者情報自動登録ツール

また、マイナンバーカードリーダーを利用した新規患者情報の自動登録ツールを導入しました。これにより、手動での入力が不要となり、ミスが削減され、受付の時間も短縮されました。

3. 電子カルテ・予約システムのクラウド化

クラウド化に打って出たことで、電子カルテや予約システムへのアクセスが、特定の端末に縛られず、インターネット環境があればどこからでも可能となりました。これにより、業務の柔軟性と迅速な情報共有が実現しました。

4. 院内チャットツールの導入

院内の移動を無くすためにチャットツールが導入され、受付から医師への確認事項のやりとりがスムーズになりました。これにより、業務の中断が減少し、効率的なコミュニケーションが実現したことが評価されています。

専門家たちの知恵

このプロジェクトの背後には、経験豊かな専門家たちが揃っています。管理本部長の冨田直哉は金融システムの開発に関する豊富な経験を基に、医療現場の運営効率を大幅に改善しました。 DX開発部長の遠藤慎也は、金融業界で得た専門性を医療現場に活用し、人事・給与などの業務効率向上に貢献しています。IT統括部長釼内士門は、医療事務や診療業務におけるIT導入を担当し、医療現場のシステム改善に取り組んでいます。

将来の医療のあり方

現在、医療の質は「働き方改革」と深く関係しています。厚生労働省によると、医師の長時間労働が問題視されており、新しい制度に適応することが求められています。医療法人社団モルゲンロートは、持続可能な医療の実現に向けて、自社の限界を超え、革新的な取り組みを通じて医療の質を向上させていく所存です。

理事長のメッセージ

理事長の小暮裕之医師は、患者が安心して出産や育児ができる社会の実現をミッションとして掲げ、今回の取り組みを通じてより効果的な医療で応えることを目指しています。医療法人社団モルゲンロートは、今後もDXの推進やクリニックの運営効率化を図りながら、より快適な医療環境を提供するために努力していきます。これからも医療従事者の健康と働きやすさを支援し、医療の質を高めるために邁進していきます。