企業のDX推進に必要なリスキリングの秘訣とは
2025年6月18日、東京都港区にて、一般社団法人日本パブリックアフェアーズ協会が事務局を務めるDSMパートナーズの第2回全体会合が開催されました。今回は、特にDX(デジタルトランスフォーメーション)や人事に関わる担当者が一堂に会し、成功事例や実践的なアプローチを共有しました。この会合は、企業が直面する現代のデジタルシフトにおいて、どのように人材育成が進められているかを探る重要な機会となりました。
DSMパートナーズの成り立ち
DSMパートナーズは、2023年4月に設立された自主的なコミュニティです。デジタルスキルを企業や自治体で活用し、その知見やベストプラクティスを共有することを目的としています。このようなコミュニティが生まれた背景には、急速に進化するデジタル社会において、旧来の業務スキルだけでは対応しきれなくなっている現実があります。
研修内容と成果の最大化
会合では、2025年度5月に新たに設立されたDX人材育成分科会からの報告が行われました。研修に使用されるテキストや動画、受講する講座の内容について議論されたほか、企業内での研修効果を最大限に引き出すための具体的な工夫が共有されました。特に目を引いたのは、研修内容と実際の業務をどう結びつけるか、そしてDX人材育成に向けた組織文化の重要性というテーマでした。
グループディスカッションでは、参加者同士が各自の取り組みや課題を率直に語り合い、多様な視点から insights を得ることができました。この過程を通して、研修内容の企業内定着や効果的な人材活用について、参加者それぞれの文化的な理解の共有が図られました。
文化醸成と改革のバランス
ディスカッションの結果、各グループは自身のアイデアや提案を全体に共有しました。慶應義塾大学の岩本隆理事は、DX推進における文化醸成とトップダウンの改革が両輪となることの重要性を強調しました。これにより、各企業は自己の文化を見直し、デジタル時代に即した成長を目指すべきだと提言されました。
このような活動は、単なる研修に留まらず、企業全体の意識改革にもつながります。DX推進に向けたリスキリングは、単独のプロジェクトではなく、企業の文化や価値観と深く関わる持続的な取り組みです。
今後の展望
DSMパートナーズは、今後も各種のステークホルダーと連携しながら、デジタルスキル標準の社会実装を目指して活動を続けていく方針です。企業や自治体が抱えるデジタル人材の課題を明確にし、その解決策を探るための議論が続けられます。これにより、参加企業の皆さまには新たな知見やネットワークが提供され、さまざまな業界でのDX推進が促進されるでしょう。
お問い合わせ
DSMパートナーズや教育コンテンツについての詳細は、以下の連絡先からお問い合わせください。
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