新しい中世を探求する『WORKSIGHT』30号の魅力
コクヨ株式会社が発行する研究媒体『WORKSIGHT[ワークサイト]』の30号が、2026年6月28日に発売されます。今回のテーマは「新しい中世」。中世をただの歴史的な期間として捉えるのではなく、現代社会の鏡ともいえる存在として再解釈します。
中世とは何か?
中世は言うまでもなく、帝国や教会、荘園、騎士団、さらには商業ギルドや修道院が複雑に絡み合う、権威のネットワークが形成された時代です。しかし、私たちが直面している現代社会もまた、情報が断片的であり、合意が崩れつつある混沌とした状況にあります。この書籍では「新しい中世」という視点を通じて、現代の社会の姿を見つめ直していきます。
主要な執筆陣
巻頭では、メディア美学者の武邑光裕が作家ウンベルト・エーコの「新しい中世」への予言を読み解きます。エーコは1970年代に現代社会が「新しい中世」に向かっていると示唆しており、その内容を16のキーワードを基に深掘りします。
さらに、心理占星術研究家の鏡リュウジと民俗学者の畑中章宏が「星読みの民俗学」をテーマに、現代に生きる中世の影響について語ります。また、中世バトルスポーツに参加する甲冑の騎士たちのドキュメントや、中世ゲーム研究者ロバート・ホートン博士へのインタビューを通じて、過去から現在に至る中世の事例を具体的に紹介します。
現代社会へのメッセージ
国際政治学者田中明彦は、1996年に発表した著作『新しい「中世」』から30年を経て、多極化する現代社会を再考察します。この特集では、さまざまな角度からの視点を通じて、私たちの周囲の現実を見つめ直すヒントを提供しています。
書籍の詳細
- - 書名: WORKSIGHT[ワークサイト]30号 新しい中世 The New Middle Ages
- - 編集: WORKSIGHT編集部(ヨコク研究所+黒鳥社)
- - ISBN: 978-4-7615-0938-5
- - アートディレクション: 藤田裕美(FUJITA LLC)
- - 発行日: 2026年7月2日(木)
- - 発行: コクヨ株式会社
- - 発売: 株式会社学芸出版社
- - 判型: A5変型/128頁
- - 定価: 1,800円(税抜き)
この新刊を通じて、現代社会が中世の影響をどのように受けているのか、一度じっくり考えてみてはいかがでしょうか。興味のある方は是非お手に取ってみてください。