PIAZZAの「まち活」プロジェクトがスタート
PIAZZA株式会社は、地域住民が“しごと”を通じて地域貢献を行う新プロジェクト「まち活」を発表しました。このプロジェクトは、住民が持つ多様なスキルをつかって地域の様々な困りごとを解決することを目的としています。これにより、地域の人手不足の緩和や、住民同士の新たなつながりを生み出すことが期待されています。
プロジェクトの背景
近年、少子高齢化が進行し、地域を支える人材が年齢や性別に関わらず減少しています。この状況に対抗する形で、PIAZZAは地域住民が自らの貢献が報酬につながる仕組みを整え、「支え合える街」をつくることを目指しています。
昨年9月に閣議決定された「高齢社会対策大綱」でも、全世代が支え合う社会の実現が求められており、その中で「まち活」のような新しい地域貢献活動が注目されています。実際にPIAZZAのアンケート調査では、82.2%の利用者が地域貢献に興味を持ちながらも、ボランティア活動というイメージから敷居を感じていることが明らかに。
これらの背景を受け、PIAZZAは「まち活」を通じてスムーズな地域貢献の場を提供することをあり方とし、活動の参加を促進します。
「まち活」の仕組み
「まち活」は、PIAZZAアプリを利用する住民が自分自身の得意なスキルを活かし、地域の様々な企業や団体からの依頼を受けて活動します。この活動は、単発での短期的な“しごと”から数ヶ月以上にわたる中長期的な“しごと”まで多岐にわたり、地域のニーズに合わせた内容で実施されます。
住民参加のメリット
参加する住民にとっては、自身のスキルを地域貢献として活用できる上、報酬も得られるため、やりがいを感じることができます。また、同じ地域で暮らす人々との交流が生まれるため、社会的なつながりも深まります。
事業者にとっての利点
地域の企業や団体にとっては、地域貢献意欲の高い住民の協力によって、サービスの質が向上します。地元に住む人たちが手伝うことにより、地元の視点を反映したサービス提供が可能になります。また、一時的な労働者ではなく、地域に根付いた新しいファンを増やす機会にもなるのです。
実際の参加者の声
「まち活」に参加した地域住民からは、「今回は新しい体験で戸惑いましたが、少しずつコツを掴むことで自分にもできると感じた」との意見が寄せられています。また、「地域のことが分からなかったけれど、参加することで新しい発見があり、楽しむことができた」といった体験談もあり、まさに「まち活」が様々な人にチャンスを提供していることを物語っています。
中野区との連携
「まち活」は、官民連携を進める一環として、東京都中野区との協力によりスタートします。この連携により、地域が抱える問題の解決に向けた取り組みが進む予定です。中野区では2025年7月に「中野区まち活(仮称)」を開始する計画です。
まとめ
PIAZZAの「まち活」は地域住民と企業、団体との連携を強化することで、地域の持続可能な発展を目指しています。地域貢献を報酬に結びつけることで、より多くの人々が気軽に参加できる環境を整えています。この新しい地域貢献のかたちが、今後どのように進化していくのか、注目が集まります。