奈良蔦屋書店で妖怪アートを楽しむフェア『POP YOKAI 現代百鬼夜行』開催

奈良蔦屋書店での妖怪アートの祭典『POP YOKAI 現代百鬼夜行』

奈良蔦屋書店が9月27日から10月20日まで開催する「POP YOKAI 現代百鬼夜行」。このイベントは、現代の妖怪アートを通して日本の妖怪文化を再解釈し、新たな視点から楽しめるものとなっています。このフェアは、妖怪に興味がある方はもちろん、アートや文化に関心のある人々にも魅力的な内容です。

妖怪美術館を紙上で再現した魅力本

本書『POP YOKAI 現代百鬼夜行Contemporary Character Art of Japan』では、日本で唯一、現代の妖怪アートを展示する妖怪美術館の魅力を再現しています。著者は妖怪美術館を監修した香川雅信博士で、バイリンガル版となっているため、英語話者にも楽しむことができます。

妖怪美術館は香川県の小豆島に位置し、900体以上の妖怪造形作品を展示しています。古民家を使った展示は独特な体験を提供しており、訪れることで妖怪の歴史や起源を知ることができます。

現代の妖怪アートと柳生忠平の魅力

本書には、妖怪美術館館長であり妖怪画家の柳生忠平氏による描き下ろしの作品が収められています。彼は妖怪の造形を通して、日本の伝承に命を吹き込む役割を果たしており、これまでに東京や京都をはじめ、フランスや台湾でも個展を開催してきました。

柳生氏の作品は、人々と対話しながら内面を描き出す「妖怪風似顔絵」が特に人気で、今回のフェアでもこのイベントが開催されます。観客には、他の誰でもない自分自身の中に眠る妖怪的な要素を感じ取り、描かれる瞬間を体験することができます。