ラングレスの革新
2019-07-02 12:00:05
愛犬の心を可視化するラングレスの革新技術と今後の展望
ラングレス社とは
株式会社ラングレスは、動物と人間との非言語的コミュニケーションを促進することを目指し、昨年に実績あるベンチャーキャピタルから1億円を調達しました。調達した資金は、動物の感情を心拍センサーを通じて解析する「イヌパシー™」の研究開発に注がれ、これまでにない動物とのコミュニケーションの形を生み出しています。
ラングレスに込めた思い
社名「ラングレス」は、言葉に依存しないコミュニケーションを普及させたいとの意志から名付けられました。私たち人間は、長い歴史の中で言語を通じて様々な情報をやり取りしてきましたが、話すことが困難な人や言語を持たない動物の思いには目を向けてこなかったのが現実です。特に動物とのコミュニケーションにおいては、彼らのSOSを正確に捉えることが求められています。
ラングレスは、このもどかしさを解消し、技術の力を通じて人間と動物の共生社会を実現したいと考えています。共同代表の山口氏の愛犬への思いを基に、「イヌパシー™」を開発し、2018年11月より市場に投入しました。
イヌパシー™の革新技術
「イヌパシー™」は、特別な心拍センサーを用いて犬の心拍を無毛で測定し、心拍から得られるデータを活用して愛犬の感情状態を可視化するウェアラブルデバイスです。ノイズに強いこのセンサーは、体内の心音のみを取得できるため、動物の健康状態の把握や感情を色で示すことが可能です。既に国内で600台の販売実績を誇り、さらなる展開が期待されています。
将来の展望
今回の資金調達を契機に、ラングレスは日本国内だけでなく、アメリカ市場への進出を計画しています。また、愛犬の心拍解析技術をネコ向けや大型動物にも応用するプロジェクトも進行中です。これにより、言語を超えた新たな動物コミュニケーションを確立し、動物と人間のより良い関係構築を目指します。
Langualess LABOの設立
非言語コミュニケーションを更に広げるために、「Langualess LABO」の設立も予定しています。ここでは、イヌパシー™を通じて得られたデータを応用し、様々な動物の感情分析を行う研究を深化させていきます。
代表者からのメッセージ
山入端 佳那 代表取締役 CEOは、「言語に依存しないコミュニケーションが実現できる未来を信じています。私たちの技術で、ペットとの心の距離が縮まり、より良い共生を実現したい」と語っています。また、山口譲二 代表取締役 CTOも、「動物を理解したいと願うすべての人々に技術を届けることが私の使命です」と情熱を注いでいます。
出資者のコメント
出資者からもラングレスの取り組みに高い期待が寄せられています。特に、リアルテックファンドの永田氏は、動物の感情を理解することが人間同士のコミュニケーションにも豊かさをもたらすことに注目しています。またMistletoe株式会社の孫氏も、動物の心拍解析技術の普及が新たなコミュニケーション価値を創造していくと強調しています。
今後、ラングレスの活動を見逃せません。動物との新しいコミュニケーションの時代が確実に近づいているのです。
会社情報
- 会社名
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株式会社ラングレス
- 住所
- 墨田区横川1-16-3墨田区横川1-16-3
- 電話番号
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