エアスペーサーで守る長持ち住宅の秘密
近年、金属屋根材の使用が一般的になりつつあります。特に、軽量で耐震性の高いガルバリウム鋼板が選ばれることが多いですが、その施工法には大きな課題が潜んでいます。従来の「直貼り工法」では、屋根裏に通気層を確保できないため、雨水や結露水が屋根材の裏側に滞留し、結果として腐食や雨漏りを引き起こす危険があるのです。実際、この問題は家の寿命を大きく左右し、早くて10年内に問題が発生することもあります。
エアスペーサーの開発背景
そんな問題に対抗するために開発されたのが『エアスペーサー』です。これは、金属屋根材とルーフィングの間に設置し、通気層を保つことで、腐食や結露を防ぐ役割を果たします。ポリプロピレン製の3次元特殊網状体で、約90%の空気層を備えており、優れた耐圧性能を持ちます。
この製品は、ただ腐食防止だけでなく、快適な住環境を提供します。夏は涼しく、冬は暖かい住まいを実現する断熱効果も期待できるのです。金属屋根材の特性にも配慮し、雨音を軽減する機能も備えており、総じて居住空間の品質向上に寄与しています。
エアスペーサーの機能
以下のような特長があります。
1.
通気性の確保: 金属屋根の裏面と防水シートの間で空気の流動を促すことで、湿気の滞留を防ぎ、断熱効果を発揮します。
2.
干渉防止機能: 金属屋根材の膨張や収縮に対応し、雨音や振動を緩和することで耐久性を向上させます。
3.
施工の容易さ: 現場での加工や固定作業のストレスが少なく、安全且つ簡単に施工できるのも大きなポイントです。
導入の声
『エアスペーサー』を導入した工務店の多くが、その有用性を実感しています。株式会社近藤建設興業の代表取締役、近藤真岐氏は「通気性を確保することは非常に重要な要素であり、特に金属屋根材を用いた工法には欠かせない」と述べています。また、施工の安全性や効率性についても評価が高く、信頼できる製品であると強調しています。
エアスペーサーの想い
開発者である株式会社ケルンの佐藤洋一代表は、自身の経験を元にエアスペーサーの重要性を語ります。金属屋根の耐久性に疑問を持ち続け、ドイツからの技術を参考にし、満を持して製品化されたエアスペーサーは、施主様に長く安心して住んでいただくための重要な一手となります。
製品仕様
- - エアスペーサーAS-250: 250mm巾×10m巻×7~8mm厚
- - エアスペーサーAS-500: 500mm巾×10m巻×7~8mm厚
- - エアスペーサーAS-1000: 1000mm巾×10m巻×7~8mm厚
すべての製品は日本で生産され、約2週間で納品されます。価格は930円/㎡~(税抜)で、送料は別にかかります。エアスペーサーの導入を考える際には、公式ウェブサイトや問い合わせフォームを活用しましょう。
最後に
エアスペーサーは単なる建材ではなく、住む人々の安心と快適を実現するための存在です。今後、住宅の耐久性や快適性を高めたいと考えている方は、ぜひエアスペーサーの導入を検討してください。信頼できる住まいを創るためのパートナーとして、エアスペーサーは欠かせない存在となるでしょう。