フィリップ モリス ジャパンの新しい試み
フィリップ モリス ジャパン(PMJ)は、東京オペラシティビルに新たな喫煙施設を設置しました。この取り組みは、喫煙環境の改善を目指すもので、東京都新宿区の東京オペラシティビル内に、加熱式たばこのみ使用可能な専用室と、加熱式たばこと紙巻たばこを併設した喫煙室を設けています。
新たな喫煙スペースの詳細
設置した施設は、2か所で、どちらも2025年5月15日から利用可能になります。1つ目は、B1Fに位置する加熱式たばこ専用室です。広さは約15㎡で、機器としてはLCDモニターが設置されています。2つ目は、2Fにある加熱式たばこと紙巻たばこ専用の併設型喫煙室で、広さは約47㎡です。こちらも同様にLCDモニターが装備されており、紙巻たばこ喫煙室には喫煙脱臭機が2台設置されています。
背景と目的
この新しい喫煙スペースの設置は、テナント入居者から高まる喫煙環境への関心に応えるため、東京オペラシティの管理部門がPMJに提案したことから始まりました。紙巻たばこのにおいに対する懸念や、喫煙者と非喫煙者の共存を考慮して、改正健康増進法に基づく喫煙所の見直しが行われる中、この新しい施設がオープンすることは非常に意義深いとされています。東京オペラシティ株式会社の鈴木勝己部長は、喫煙所を分けることで顧客満足度向上と吸殻の清掃効率向上が期待されると述べています。
フィリップ モリスの取り組み
PMJは、加熱式たばこ専用スペースの開発に注力しており、これにより様々な方々が快適に共存できる環境づくりを進めています。同社環境開発部の鶴岡斉部長によれば、都内全体で加熱式たばこを使用するユーザーが増加しているとのことです。また、新宿区では2024年7月から、路上禁煙エリアへの加熱式たばこの追加が計画されています。こうした背景から、新しい喫煙スペースの設置は特に重要性が増しています。
PMIのビジョン
フィリップ モリス インターナショナル(PMI)は、「煙のない社会」の実現を目指し、長期的に紙巻たばことニコチン以外の製品を取り扱う国際的な消費財企業です。PMIの製品ポートフォリオは、紙巻たばこと煙の出ない製品が中心で、煙の出ない製品は全世界で約3,860万人の成人喫煙者に使用されています。これに注力することで、同社は2025年第1四半期の純売上の約42%を煙の出ない製品に関連する事業から得ています。
結論
PMJが東京オペラシティビルに設置した新しい喫煙スペースは、喫煙環境の改善に向けた重要な一歩です。加熱式たばこと紙巻たばこを分けることで、利用者にとって快適な空間を提供し、今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを続けていくことでしょう。