新潟県のベンチャー企業、うぃるこが野生動物の被害に立ち向かう
新潟県長岡市に位置する株式会社うぃるこは、野生動物との共存を目指し、鳥獣被害対策に取り組むコンサルティング企業です。2018年に設立されたこの会社は、毎年158億円にも達する農業への野生動物被害を主な対象にしつつ、急増する市街地への出没問題や発電設備への損害といった課題に向けて行動しています。
クラウドファンディングへの挑戦
uぃるこは、これらの活動をさらに広げるため、株式型クラウドファンディングに挑戦します。募集期間は2021年11月13日から15日までで、目標額は756万円、最大応募額は1503万円となっています。このプロジェクトは、幅広い野生動物問題に取り組むための資金を集める手段となります。さまざまな投資家との出会いを通じて、社会課題に挑戦する意欲を高めています。
ゆっくりとした結びつきによる解決
uぃるこは、中山間地域における野生動物と人間の共存を実現するため、人、環境、動物の3つの視点での対策を掲げています。自治体と地域住民が正しい情報に基づいて行動することができれば、野生動物との共存は可能であるとしています。会社は地域住民との合意形成の過程を重要視し、そのための支援を続けています。
技術を持つ若いメンバーたち
うぃるこのメンバーは、大学院で生態学を学んだり、狩猟やドローンの技術を持つなど、さまざまなスキルを備えた若者たちです。彼らの専門知識が、野生動物問題の解決において重要な役割を果たすでしょう。詳細はプロジェクトページで確認できます。
代表取締役の思い
yuぃるこの代表取締役、山本麻希氏は、野生動物と人間が同じ資源を無意識のうちに競合しているために、鳥獣被害が発生することに気づいたと言います。2007年から獣害対策の研究に従事し、近年では人材の育成にも注力しています。特に、一般社団法人ふるさとけものネットワークを立ち上げ、「けもの塾」と呼ばれる研修会を開催し、地域の人々に鳥獣被害対策の正しい知識を広めようとしています。
ましてや、これらの問題を根本的に解決するためには、専門的な知識を持つ人材の育成が不可欠であると考えています。2018年には株式会社うぃるこを設立し、科学的視点と社会学的視点を融合させた整合的なアプローチを模索しています。
うぃるこの今後
うぃるこは、野生動物と人間の共存を果たすため、地元地域に根ざしながら持続可能なコンサルティングを提供し続けることを目指しています。科学的な視点に基づきながら、農村経営や生息地管理に関与することで、地域を守ることに貢献していきます。野生動物問題は日本が抱える構造的な問題の一部であり、特に中山間地域の過疎化や高齢化と深く関わっています。これらの取り組みを通じて、より良い社会の実現を目指すうぃるこの活動に注目が集まります。
会社概要
- - 会社名: 株式会社うぃるこ
- - 所在地: 新潟県長岡市
- - 代表者: 山本麻希
- - 設立: 2018年5月
- - URL: うぃるこ公式サイト
- - 事業内容: 鳥獣被害対策コンサルティング
お問い合わせ
本プロジェクトに関する報道やお問い合わせは、以下の連絡先までお願いします。
電話: 0258-86-0880
メール:
[email protected]
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