愛知県豊橋市の老津木工が新型コロナウイルス飛沫防止パネルを販売開始
愛知県豊橋市に本社を構える老津木工有限会社は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、「コロナウイルス飛沫防止パネル」の販売を開始しました。高品質なオーダー家具の製造販売を行っている同社は、対面接客が求められる地元企業の要請を受けて、この新たな製品を急遽開発しました。
職人技術を活かしたパネルの特徴
この飛沫防止パネルは、家具職人の技術によって製作されています。最も注目すべきは、内部の透明なパネル部分が取り外し可能で、容易に洗浄や除菌を行える点です。感染防止対策としての機能性だけでなく、使用する木材にもこだわっています。木材の使用により、菌の表面付着を軽減できるため、より安全な環境を提供します。また、接客の際にはパネルの下部分に開口部を設けることで、スムーズなコミュニケーションが可能です。
時間を超えて支えてくれる存在
新型コロナウイルスの影響で、オーダー家具事業は大きな打撃を受けているものの、老津木工は地域の発展を目指し、小規模業者向けにパネル製造のための無償図面を提供しています。これにより、他のハンドメイド家具業者たちも飛沫ガードパネルを自社で製造し、少しでも収入につながるよう支援しているのです。
【製品スペック】
- - サイズ:外寸(横向き使用時)W99㎝×H74㎝×D28㎝
- - 材質:合板材や米ヒバ材の2タイプ
- - 価格:合板材 7,700円、米ヒバ材 10,780円(税込)
営業と問い合わせ方法
パネルの販売は公式オンラインショップ(
こちら)や電話、メールで受け付けており、迅速な対応が期待されます。未だ少ない在庫状況ですが、興味を持った方はぜひ早めにお問い合わせください。
家具業界への支援の想い
老津木工代表の松井誠氏は、地域の小規模木工業者が新型コロナウイルスの影響で厳しい環境に置かれていることを考慮し、即応性のある製品を提供することで、少しでも彼らの助けになればと願っています。特に、家族経営の中小企業では、日々の業務が経営に直結するため、いち早く新しい市場を開拓することが重要です。
まとめ
新型コロナウイルス対策が求められる中、愛知県豊橋市の老津木工は、飛沫防止パネルの販売を通じて地域貢献を果たす姿勢を見せています。図面の無償提供などの支援策を通じて、厳しい時期を共に乗り越えようとしています。生活スタイルが変化する中、こうした工夫が求められることは言うまでもありません。地域の力強い取り組みに触れることができるこの製品、ぜひ注目してみてはいかがでしょうか。