全国1000店舗超で展開する大西衣料のラックジョバー事業の最新情報

大西衣料のラックジョバー事業とは

大西衣料株式会社は、衣料品・雑貨の総合卸売を行い、全国で導入店が1000店舗を超える「ラックジョバー」事業を展開しています。この事業は、売り場管理の新しい形で、小売店のニーズに応じた商品供給や運営支援を提供しています。

ラックジョバーが求められる背景には、コロナ禍の影響もある中で、新規出店や改装が活発になってきたためです。しかしながら、人手不足や在庫ロスといった古くからの課題は依然として存在しています。そこで、ラックジョバー事業は、「売り場スペースが余っている」「スタッフが不足している」「商品整理作業を効率的に行いたい」というさまざまな問題に対応し、店舗運営をサポートします。

ラックジョバーの機能

ラックジョバーはただの売り場管理に留まらず、衣料品小売の現場を幅広く支援しています。具体的には、ドラッグストアやスーパーマーケットの衣料品売り場での商品の供給から、商品構成や売り場レイアウトの提案、販促計画の策定などを行います。

全国の導入店から毎日収集されるPOSデータをもとに、リアルタイムで販売や在庫情報を分析、週ごとに在庫量を調整しています。これにより、季節や市場の動向に応じた適切な商品補充がなされ、店舗側はほぼ手間なく運営が可能です。お金や時間の無駄を省き、効率的な販売環境を整えることができます。

社会貢献と流通の最適化

大西衣料は、約80年の業歴を持ち、卸業界で培ったノウハウとネットワークを活用して、衣料ロスの削減にも力を入れています。流通の各段階で無駄がない商品構成を提供し、持続可能な店舗運営を目指しています。特に返品入れ替え制を採用することで、在庫リスクを極力排除し、旬な商品を提供できます。

最新情報：JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2023への出展

大西衣料は、2023年8月24日から26日まで開催される「第59回 JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2023」に出展することを発表しました。会場は幕張メッセ国際展示場で、同社のブースでは、紳士アウターや婦人アウター、肌着などの展示が予定されています。独自のプライベートブランドとして、ESCOVERYやEVERPOINT、衣ごこちといった商品ラインが披露される予定で、来場者に向けたアピールが期待されます。

会社の概要

大西衣料株式会社は、1931年に三重県伊勢市で創業し、その後大阪市船場に本社を構えるようになりました。時代の変化に合わせ、卸売業のセーフティ向上やコスト効率化、新技術の導入に挑戦している同社は、現在でも小売店のニーズに寄り添ったサービスを展開し、より良い流通環境を目指し続けています。

この機会に、ラックジョバー事業の全容を知り、現代のセルフサービス方式や商品管理の技術を理解することで、小売業界の新たな可能性の一端を感じ取ることができることでしょう。