神社崇敬会設立
2017-04-28 17:44:46

ICTで神社と人々をつなぐ新たな試み「神社崇敬会」が設立

ICTで神社と人々をつなぐ新たな試み「神社崇敬会」の設立



私たちの生活に根付いている神社ですが、近年の社会情勢の変化により、さまざまな課題を抱えるようになっています。特に都市化が進む中、地方の人口減少や核家族化といった現象が影響し、従来の地域コミュニティによる神社奉賛活動だけでは、神社の運営が厳しくなってきています。こうした現状を改善するため、一般社団法人神社崇敬会が誕生しました。

この法人は、神社との新しい結びつきを模索するため、現代のライフスタイルにフィットしたICT技術を活用した奉賛活動を推進していきます。崇敬会の設立と運営をサポートすることによって、日本の美しい文化を継承し、地域社会の発展にも寄与することが目的です。

崇敬会とは



崇敬会は、神社の奉賛団体であり、戦後に設立された団体が数多く存在しています。代表的な団体には「伊勢神宮崇敬会」や「明治神宮崇敬会」、「靖国神社崇敬奉賛会」があります。崇敬会には会員が加入することで、特典として神札や御守が自宅へ届けられるなど、さまざまな形で神社との繋がりを深める仕組みが存在します。このように、崇敬会は神社の維持と発展に貢献してきた歴史を持ちます。

新たな事業モデル



神社崇敬会の事業は、主に「ファイナンス」、「プロダクト」、「Webサービス」の3つのカテゴリーに分かれています。これらは相互に連携し、各崇敬会の会員の募集や管理、また神社の祭事への参加促進など、様々な情報発信を行います。

ファイナンス



「すうけい」は、クラウドファンディングのプラットフォームとして機能し、崇敬会が必要とする資金調達をサポートします。参加者が気軽に神社のプロジェクトに支援を行える仕組みです。

プロダクト



「KITOKAMI」は神棚や神具雑貨のプロダクト群です。伝統的な神社文化を現代に引き継ぎ、美しいデザインの製品を提供します。今後、新商品も発表される予定です。

Webサービス



「おおはらえ」はスマホを使用した神事参加のWebサービスで、ユーザーは簡単に祭事に参加できるようになります。最新の技術を活用することで、より多くの人々が神社の行事に参加しやすくなります。

他にも「スマホのりと」と呼ばれるWebアプリや、「おついたち」といったサービスも計画されています。これにより、神社と信者との日常的なつながりを強化し、伝統を身近に感じられるようにすることが目指されています。

神社崇敬会への期待



崇敬会の設立は、神社と現代の人々を橋渡しする重要な試みです。地域の文化や伝統を大切にしながら、新たな仕組みを通じて持続可能な運営を実現することが期待されています。これにより、日本の素晴らしい神社文化が未来へと引き継がれていくことでしょう。

一般社団法人神社崇敬会は、東京都目黒区に本拠を置き、代表者の秀島康右氏がその運営をリードしています。設立は2017年4月10日で、今後の活動に対する注目が集まります。

公式ウェブサイトも設けられており、詳細な情報はこちらから確認できます。

会社情報

会社名
一般社団法人 神社崇敬会
住所
東京都目黒区八雲2-6-111階
電話番号
03-6421-1871

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。