東北大寄附講座の設置
2026-08-03 17:35:35

東北大学に新設された寄附講座、環境調和材料設計学の目的とは

2026年4月、日鉄鉱業株式会社からの寄附により、国立大学法人東北大学大学院環境科学研究科に新しい寄附講座「環境調和材料設計学講座」が設立されました。この新設講座は、同社が研究開発を進めるストラティファイド光触媒を利用した水素回収技術に関するもので、教育研究のさらなる充実が期待されています。

寄附講座設置の背景


日鉄鉱業は、持続可能な社会の構築を目指し、「サステナビリティの推進」と「カーボンニュートラルの実現」を経営の要としています。この一環として開発が進められているのが「ストラティファイド光触媒による水素回収技術」です。この技術は、太陽光を利用し、硫化水素を含む水溶液から水素を生成することを目的としています。

水素の生成が実現すれば、環境負荷の軽減やクリーンエネルギーの活用に貢献できる可能性があります。ただし、実用化に向けては、貴金属であるプラチナ(Pt)や毒性の高いカドミウム(Cd)からの技術的な転換が求められています。また、水素の生成能力を向上させるための課題も多く、これらを克服する技術開発が急務とされています。

そのため日鉄鉱業は、金属ナノ材料やナノカーボン材料に強みを持つ東北大学との連携を通じて、研究の加速化を図ります。産学連携によって、これらの技術的課題を早期に解決し、本技術の実用化を目指す構えです。

寄附講座の概要


この寄附講座が焦点を当てるのは、環境と調和した次世代の水素を生成する光触媒の設計およびその実用化プロセスです。具体的な講座情報は以下の通りです。

  • - 講座名:環境調和材料設計学講座
  • - 設置先:東北大学大学院 環境科学研究科
  • - 研究テーマ:環境に優しい次世代水素生成光触媒の設計とその実用プロセス
  • - 設置期間:2026年4月~2028年3月

この講座には高橋英志教授、佐藤義倫教授、岸本章客員教授が関わり、先端的な研究を通じて、環境問題解決に向けた貢献を行う予定です。また、2023年7月29日から30日に行われた東北大学のオープンキャンパスにも参加し、学生や一般の人々に向けた活動も行っています。

まとめ


東北大学に設置された「環境調和材料設計学講座」は、今後の科学技術の発展とともに、持続可能な社会の実現に寄与することが期待されています。環境問題への取り組みが一層重要視される中、企業と大学の共同研究によって、より良い未来のための技術的なブレークスルーが生まれることに期待が寄せられています。
本件についてのお問い合わせは、日鉄鉱業株式会社研究開発部先進研究グループ(TEL 042-597-7007)まで。


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会社情報

会社名
日鉄鉱業株式会社
住所
東京都千代田区丸の内二丁目3番2号郵船ビル6階
電話番号

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