日経電子版の新戦略
2025-06-18 09:22:20

日本経済新聞社がKARTEシリーズを導入し会員獲得に挑む

日本経済新聞社の新たな試み



株式会社プレイドが提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」シリーズが、日本経済新聞社のデジタルメディア「日経電子版」に導入されました。日経電子版は、2010年に創刊され、今や100万人以上の有料会員を抱える日本の主力デジタルニュース媒体です。これは、デジタル資源を活用した報道の重要性を増す中で、同社の新たな施策の一環として位置づけられています。

導入の背景



デジタルシフトが急速に進んでいる現代において、日経電子版は報道機関としての役割に加え、ビジネス面でもその重要性を増しています。このため、新規会員の獲得と既存会員の維持率の向上を図るべく、様々なデジタルマーケティングツールが必要とされています。しかし、これまで使用していたツールには様々な限界がありました。特に、ユーザーの行動や属性の変化に迅速に対応できないこと、UIやカスタマーサポートの問題、技術的な知識がないと難しい部分などが、効果的な施策を妨げていました。

これらの課題を解決するために、KARTEシリーズが選択されたのです。KARTEは、ユーザーの行動をリアルタイムで解析し、個々のニーズに応えるパーソナライズ施策を簡単に実行できるため、導入の決め手となりました。特に、マーケティング担当者が直感的に操作できるUIや、プレイドのカスタマーサポートが手厚く、スムーズに導入が進められる点が評価されました。

現在の施策と効果



導入後、日本経済新聞社では新規会員向けの申し込みサイトにKARTEとKARTE Blocksを活用し、顧客体験(CX)の向上に努めています。特にLPO(ランディングページ最適化)に関して、様々なデータ分析を活かしながらテストを実施。また、A/Bテストを行うことで、コンバージョン率の向上を目指しています。

日経電子版は、PCとモバイルにおけるユーザーデータの分析を行い、適切なタイミングで情報を提供する導線を構築。これにより、顧客体験が改善されつつあります。導入後、従来よりも迅速に施策を実施できるようになり、チームのコミュニケーションも活性化。テスト結果のリアルタイム共有が行われ、社内での協力やアイデアの創出も促進されています。

更なる展望



今後、日本経済新聞社はKARTEのデータ活用を通じて、より高度なパーソナライズを実現していきたいと考えています。具体的には、NIKKEI IDとKARTEのデータを連携させることで、ユーザーの属性を把握し、より的確な情報提供が行えるようになることを目指しています。データを活用した顧客体験の向上に寄与し、エンゲージメントの強化を図る予定です。

このように、KARTEシリーズの導入により、日本経済新聞社はデジタルメディアの新たな可能性を開くと同時に、業界の変革を先導しようとしています。顧客のニーズに応える柔軟な施策を実現し、今後の成長を見据えた取り組みに期待が寄せられます。


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会社情報

会社名
株式会社プレイド
住所
東京都中央区銀座6丁目10-1GINZA SIX 10F
電話番号

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