ロッテホールディングス、LGBTQ+応援における偉業
株式会社ロッテホールディングスは、一般社団法人work with Prideが策定した「PRIDE指標2025」において、2年連続で最高評価の「ゴールド」を受賞しました。この受賞は、ロッテがLGBTQ+などの多様な人々に対して開かれた職場を創出するための取り組みを評価された結果です。
DEIを重視する経営戦略
ロッテグループは、ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン(DEI)を経営の重要な柱として位置づけています。多様な従業員が活躍することで、企業としてのイノベーションを促進することを目指しています。今回のゴールド受賞は、そのアプローチが確かな実績を上げていることを示しています。
受賞の理由
受賞は、同性パートナーシップ制度の導入や、日常的な啓発活動、さらには外部コミュニティとの連携に裏打ちされています。これらの多様な取り組みが、一貫性を持って続けられていることが評価されたのです。
PRIDE指標について
「PRIDE指標」は、LGBTQ+に優しい職場作りを目指すための評価指標で、2016年にwork with Prideによって制定されました。この指標は、以下の5つの要素に基づいて企業の取り組みを評価します。
- - Policy(行動宣言)
- - Representation(当事者コミュニティ)
- - Inspiration(啓発活動)
- - Development(人事制度・プログラム)
- - Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
企業はこれらの要素にスコアを付け、最終的には「ゴールド」「シルバー」「ブロンズ」の3段階で評価されます。
ロッテの具体的な取り組み
1. Policy(行動宣言)
ロッテは、「人権方針」と「行動憲章」を通じて「性的指向」「性自認」「性表現」に基づくあらゆる差別を禁止することを明文化しています。この行動宣言により、社外にも自社の方針を広く伝えています。
2. Representation(当事者コミュニティ)
支援者「ALLY」コミュニティの形成・拡大にも積極的に取り組んでいます。2025年11月現在、ALLY登録者数は300名を達成しました。また、専門家による外部相談窓口も設け、従業員が安心して相談できる体制を強化しています。
3. Inspiration(啓発活動)
啓発活動として、「ランチタイム映画上映会」などを開催し、特にトランスジェンダー当事者の視点に立った映画を上映することで、理解促進に努めています。また、オリジナルの「LGBTQ+ ALLY 社員証ホルダー」を制作し、支援者の存在を可視化する活動にも取り組んでいます。
4. Development(人事制度・プログラム)
「同性パートナーシップ制度」を2024年度より施行することで、福利厚生を利用できる基盤を整えました。これにより、全従業員が安心して制度を利用できるようにしています。
5. Engagement/Empowerment(社会貢献・渉外活動)
ロッテは、東京プライドパレードなどのイベントにも参加し、社外との連携を強化しています。また、食品企業合同のDEIフォーラムを開催し、多様性の重要性を社内外に伝えています。
今後の展望
ロッテグループは今後もDEIの推進を続け、全ての従業員が自分らしく活躍できる環境を整えていく方針です。それにより、イノベーションを生み出し、よりインクルーシブな社会の実現に寄与することを目指します。