札幌グランドホテルのリニューアル計画
札幌のシンボル的存在である札幌グランドホテルが、2025年2月12日(水)からリニューアル工事を開始します。この大規模な工事は、同ホテルの開業90周年を祝う記念事業の一環で、2025年の夏には生まれ変わった姿をお披露目する予定です。
本館と東館の改装内容
リニューアルは、本館と東館の両方で行われます。具体的には、本館の5階から8階に位置する148室の客室が改修され、より広く機能的なデザインが施されます。一方、東館では15階と16階にある「コンフォートフロア」の客室が改装され、エグゼクティブラウンジ「GRAND IN GRAND」が新たに設置されます。この新しいフロアは、特別なサービスを求める高級志向のお客様に向けて、さらなる価値を提供することを目的としています。
伝統と現代性の融合
札幌グランドホテルは、1934年に開業し、以来北海道初の本格洋式ホテルとして多くの人に親しまれてきました。今回のリニューアルでも、ホテルの伝統を大切にしながら、クラシカルでありながらも現代のゲストのニーズに応える客室デザインを採用します。家具の見直しや収納スペースの確保が図られ、海外からの長期滞在やインセンティブ旅行にも適した空間を提供します。
開業当初からの歴史
札幌グランドホテルは、故秩父宮殿下の提唱により、政財界の応接室や市民の社交場としての役割を果たしてきました。開業から数多くの時代の変遷を経て、1981年には日本初のベルパーソン(女性スタッフ)を導入し、常に時代の先駆者として進化を続けています。本ホテルは、地域密着型のビジネスを展開する株式会社グランビスタ ホテル&リゾートに属しています。
リニューアル工事スケジュール
リニューアル工事は、以下のスケジュールで進行する予定です。
- - 本館 5階~8階: 2025年2月12日(水)~6月30日(月)
- - オープン予定日: 2025年7月1日(火)
- - 東館 15階・16階: 2025年2月12日(水)~4月28日(月)
- - オープン予定日: 2025年5月1日(木)
本館ではツインルーム、ダブルルーム、シングルルームが改装され、東館ではより高級な客室が新設されます。
結論
札幌グランドホテルのリニューアルは、同ホテルが持つ伝統を尊重しつつも新しい価値を提供する機会となります。90周年という節目を迎え、多くの顧客にとって魅力的な滞在先であり続けることを目指して、進化を続けることでしょう。今後の動向に注目が集まります。