薩州ジンが国際酒類コンペティションで最高賞受賞！

薩州ジンがマスターメダルを受賞

鹿児島県いちき串木野市の浜田酒造株式会社が製造した輸出専用商品「薩州ジンプレミアムクラフトスピリッツ」が、国際酒類コンペティション「The Gin Masters 2025」において最高賞である“マスターメダル”を受賞しました。この受賞は、同社にとって大きな名誉とされ、世界市場へ向けたさらなる飛躍を期待させるものです。

The Gin Masters 2025の概要

「The Gin Masters」は、2008年に始まった国際スピリッツコンペティションで、「The Global Spirits Masters」の一部として位置づけられています。このイベントでは、ジャーナリストやバーテンダー、酒類教育者からなる審査員がブラインドテイスティングによって評価を行い、最高の品質を誇るスピリッツが選ばれます。審査員が毎年異なることによって、公平かつ新たな視点からの評価が行われるのも特色です。

薩州ジンの特長

「薩州ジン」は、日本の伝統的な本格芋焼酎を基に作られており、地元いちき串木野市の特産である柑橘「サワーポメロ」を使用しています。このジンは、ウッディなトップフレーバーに爽やかなミドルフレーバー、甘さを感じさせる余韻が特徴でもあり、上品な味わいの中に和のエッセンスが感じられます。特に、マティーニやネグローニといったクラシックカクテルにお勧めの一品です。

2023年5月に輸出専用商品として新たに発売された「薩州ジン」は、そのユニークなボタニカルの組み合わせが評判となり、特にアジアや欧州、北米のバーでも楽しまれています。また、同年12月にユネスコの無形文化遺産にて「伝統的酒造り」の登録が正式に勧告されることも追い風となり、酒類展示会や販売促進活動が続けられています。

ブランド名の由来

「薩州」という名称は現在の鹿児島県西部にあたる旧国名であり、温暖な気候や良質な農産物、火山灰土壌で形成された清冽な水に恵まれていることから、薩州のボタニカルを活かしたスピリッツが生まれるのです。この地域の特性を反映した「薩州ジン」は、鹿児島ならではの魅力を世界へと伝えています。

商品情報

- 商品名: 薩州ジンプレミアムクラフトスピリッツ
- 内容量: 700ml
- アルコール分: 45度
- 原材料名: 本格芋焼酎、ジュニパーベリー、サワーポメロをはじめとする多彩なボタニカル。

浜田酒造について

浜田酒造は1868年に創業された本格焼酎メーカーで、伝兵衛蔵・傳藏院蔵・金山蔵の3つの蔵を持ち、それぞれの蔵が「伝統」「革新」「継承」を体現しています。同社は「本格焼酎を真の國酒へ、そして世界に冠たる酒に」をスローガンに掲げ、常に新しい可能性を模索して活動を続けています。公式HPやオンラインショップも充実しており、多くの人々に愛されています。

このたびのマスターメダル獲得を受け、浜田酒造はさらなる進化を続けつつ、本格焼酎の魅力を広めるための取り組みを強化していく予定です。社名のように、伝統を守りながら新たな挑戦を続ける姿勢がこれからの業界にも良い影響を与えることでしょう。