農業流通のDXを進める「nimaruアワード2024」が初開催
2024年9月30日、農業流通業界に特化したクラウド型プラットフォーム「nimaru」を運営する株式会社kikitoriが、「nimaruアワード2024」および「nimaruJA先進DX事例研究会」を開催しました。このイベントは、農業流通現場のデジタル革新を促進するために、すでにnimaruを導入している事業者や関係者が集まり、成功事例の共有と知識交換を行う場となりました。
アワードと研究会の目的
kikitoriのミッションは「農とテクノロジーを通じて、世界中の人々を笑顔にすること」です。この理念のもと、nimaruは2019年にローンチされ、現在100を超えるJAや卸売会社に利用されています。アワードと研究会は、参加者がnimaruを通じてどのように業務を最適化し、デジタル変革を進めているのかを共有することを目的としています。
先進DX事例研究会のセッション内容
セッション①: 古くて新しい課題“対話”に向けたDXの取り組み
- - 登壇者: JAグリーン近江 吉田様、JA庄内たがわ 五十嵐様、キズナイズム 石丸様
- - 概要: 組合員とのコミュニケーションが重要であるという観点から、デジタル化の進展とその成功事例について議論しました。
セッション②: “小さく産み大きく育てる”県域大に広げるDXの方法論
- - 登壇者: JAめぐみの 栗山様、JA全農岐阜 早川様、農林中金総合研究所 尾高様
- - 概要: 岐阜県でのDXの取り組みを中心に、組織の内部から県全体へと広げる方法を探りました。
セッション③: データ連携により実現する新たな時代の農産物流通とは
- - 登壇者: JAハイナン 良知様、JA全農ぐんま 萩原様、EYストラテジー・アンド・コンサルティング 田丸様
- - 概要: 新たな流通の形を模索し、JAの課題解決のための流通DXの取り組みについて議論しました。
nimaruアワードの発表
「nimaruアワード」は、積極的にnimaruを導入し、顕著な成果を上げた事業者を表彰するものです。受賞部門は以下の通りです。
- - nimaruデジタル大賞: JAハイナン、JA湘南
- - nimaruデジタル変革賞: JAグリーン近江、JA庄内たがわ
- - nimaruデジタル推進賞: 岐阜県JAグループ、JAグループ群馬
審査員は、農業経済やDXに精通したプロフェッショナルから構成され、審査過程の透明性と公平性が確保されています。
nimaruの特徴
nimaruは、農業流通現場における手作業をデジタル化し、スマートフォンやタブレットを通じて業務を効率化するクラウド型プラットフォームです。これにより、生産者から流通業者までの業務が円滑になり、業界全体でのデジタル化が進められます。
kikitoriについて
株式会社kikitoriは、農業流通向けに特化したクラウド型プラットフォーム「nimaru」の開発と提供を行っているスタートアップです。代表の上村聖季が持つ豊富な知識を基に、農業流通業界のデジタルトランスフォーメーションを革命的に進めています。
詳細については、
公式ウェブサイトをご覧ください。