新宿高島屋で陶芸の新星、岡村悠紀展「漣と詩」が開催
新宿高島屋の10階美術画廊にて、陶芸家・岡村悠紀の個展「漣と詩」が、2025年7月16日(水)から28日(月)までの期間限定で開催されます。岡村さんは山形県出身の若手アーティストで、彼の作品は特に「動く陶芸」として注目を集めています。
岡村悠紀のプロフィール
岡村悠紀は1989年に生まれ、2011年に東北芸術工科大学を卒業しました。以降、個展やグループ展に参加し、現在では多くの作品が美術界において評価されています。彼の作品は、精巧な造形と動的な要素を兼ね備えており、観覧者の視線を引きつけてやみません。
展示内容と作品の特徴
本展では、蟹やザリガニをテーマにした自在置物や陶芸作品が約20点展観されます。特に、岡村の作品は彼の鋭い観察眼から生まれたリアルな表現が際立っており、その動きのある構造が特徴的です。関節部分にはシリコーンゴムを使用し、高い可動性を持たせているため、作品はいまにも動き出しそうな存在感を放っています。
具体的には、「蝤蛑(がざみ)と漂着瓶」や「陶自在星屑蟹」など、細部にこだわった作品が並び、その美しさと精巧さには思わず息を呑むことでしょう。特に「日本蝲蛄(にほんざりがに)の壁掛け」などは、特に観覧者に強いインパクトを与えることでしょう。
動く陶芸への挑戦
岡村さんは陶芸を始めた当初は「動かない」生き物の制作を行っていました。しかし、陶器の割れやすさを克服するためにパーツを分けるアイデアを思いつき、その結果、生き物を動かすという新たな表現へと進化しました。これにより、動きのある陶器が多くの人々に愛されるようになったのです。
開催概要
- - 会期: 2025年7月16日(水)~28日(月)
- - 場所: 新宿高島屋10階美術画廊
- - 最終日: 午後4時閉場
岡村悠紀展「漣と詩」は、陶芸作品に新しい命を吹き込む挑戦の場であり、その魅力を直接感じる貴重な機会です。お問い合わせは新宿高島屋代表(TEL: 03-5361-1111)までお寄せください。 ぜひこの機会に、陶芸の新たな可能性を感じに足を運んでみてはいかがでしょうか。