ブロケード、ITpro Expo 2013でSDN/クラウド時代のネットワーク変革を提唱

ブロケード・コミュニケーションズ・システムズ株式会社は、2013年10月9日から11日にかけて東京ビッグサイトで開催された「ITpro Expo 2013」に出展しました。同社は「BrocadeクラウドDays」と題したセミナーや展示ブースで、クラウド時代のネットワーク基盤の変革をテーマに、最新の技術やソリューションを紹介しました。

進化するデータセンターネットワーク：SDNとクラウドの融合

近年、データセンターにおけるネットワークは、急激な変化を遂げています。仮想化技術の進展やクラウドコンピューティングの普及により、従来のネットワークアーキテクチャでは対応できない課題が浮き彫りになっています。ブロケードは、これらの課題解決に向け、Software Defined Networking（SDN）やネットワーク仮想化といった技術を積極的に取り入れたソリューションを提案しています。

BrocadeクラウドDays：充実したセミナー内容

「BrocadeクラウドDays」では、全9つのセミナーが開催され、パートナー企業や顧客企業による事例講演を含め、多角的な視点からの情報提供が行われました。セミナーでは、SDNがもたらすネットワークの自動化や、クラウド環境におけるネットワーク構築のベストプラクティス、そして、次世代ネットワーク基盤を支える技術などが詳細に解説されました。

具体的には、SDNによる「超自動化」の世界、クラウドのためのネットワーク構築事例、クラウド・ビッグデータ時代のストレージ投資戦略、そして、シンプルネットワーク構築によるサービス提供時間の大幅短縮など、多岐にわたるテーマが取り上げられました。各セミナーには、ブロケードの社員に加え、ビットアイル、富士通、新日鉄住金ソリューションズ、東京エレクトロンデバイス、日商エレクトロニクスといった企業の専門家も登壇し、それぞれの知見を共有しました。

展示ブース：イーサネット・ファブリックの実演デモ

展示ブースでは、クラウドのためのネットワーク新定番である「イーサネット・ファブリック」の体験デモを実施。来場者は、最新のネットワーク技術を実際に体験することで、その利便性や可能性を理解することができました。また、SDNに向けたデータセンターのための仮想ネットワーク技術のデモも披露され、多くの来場者の関心を集めました。

SDN/OpenFlowセミナー：技術解説と議論の場

「ITpro Expo 2013」内だけでなく、「SDN/OpenFlow 2013」においても、ブロケードはセミナーとオープンシアターを開催しました。これらのイベントでは、SDN技術に関する深い知識や、最新の技術動向に関する情報が提供されました。

まとめ：ネットワークの未来への展望

ブロケードは、ITpro Expo 2013を通して、SDNやクラウドといった技術革新がデータセンターネットワークに及ぼす影響と、それらへの対応策を明確に示しました。同社の取り組みは、これからのネットワーク技術の進化の方向性を示唆するものであり、IT業界全体の動向に大きな影響を与えるものとなるでしょう。企業は、ブロケードが提供するソリューションを活用することで、より効率的で柔軟性の高いネットワーク環境を構築し、ビジネスの成長を促進することが期待できます。