AVPN北東アジアサミットでのミダス財団の取り組み
公益財団法人ミダス財団は4月23日に開催されたAVPN北東アジアサミットにおいて、代表理事の吉村英毅がキーノートスピーチを行いました。このサミットは「北東アジアを変え、世界を変える~協働で築く持続可能な未来~」をテーマに、さまざまな社会課題に対する解決策を模索することを目的としています。
ミダス財団は、安定した資金を基に社会貢献事業を実施している点を強調。特に、吉村氏は以下の4つの特徴を挙げました。
1.
使途制限のない安定した資金:ミダスキャピタルと吉村氏本人からの寄付により、基盤が整っていること。
2.
自ら企画・実行する社会的事業:ミダス財団は、独自のプロジェクトを計画し、実施していること。
3.
資本効率の追求:社会的インパクトの最大化を常に目指していること。
4.
継続的な挑戦:開始した事業は原則として持続的に実施し、毎年新たな社会課題に挑む姿勢。
さらに、吉村氏はミダスキャピタルが財務面だけでなく人的資本も供与し、その結果、ミダス財団が持つ社会的価値が両者に還元されるという関係性についても詳しく説明しました。
ミダス財団の具体的な活動
吉村氏は、東南アジアにおける教育及び福祉施設のプロジェクトを紹介し、特にベトナムでの小学校建設事業において実施したインパクト測定と管理の成果を強調。ミダス財団は、今後もインパクトの可視化とそのマネジメントに力を入れていく方針です。
また、国内の特別養子縁組プロジェクトでは、パートナーであるNPOへの具体的支援が行われています。支援の一例として、ミダスキャピタルによる無償のデジタルマーケティングやスタッフの研修が挙げられます。こうした具体的な活動は、質の高い支援が社会的課題にどのように貢献できるかを示しています。
社会貢献に向けた体制の構築
吉村氏は、ミダス財団の活動を支えるメンバーがスキルを持ち寄り、互いに成長しながら社会貢献事業を進める体制が重要であることを語りました。今後も最適なチームを形成することで、より効果的な活動を展開していくと述べています。
ミダス財団のビジョン
ミダス財団の根幹にあるビジョンは、「世界中の人々が人生の選択を自ら決定できる社会」の創造です。年間収益の10%を再投資し、吉村氏からの1億円の寄付により、持続可能な社会貢献事業を展開し、社会課題の解決に寄与しています。
ミダス財団の概要
- - 名称:公益財団法人ミダス財団
- - 代表:吉村英毅
- - 設立年:2019年
- - Webサイト:ミダス財団公式サイト
本記事では、ミダス財団の活動と吉村代表理事がAVPN北東アジアサミットで発表した内容について詳しくご紹介しました。社会貢献の新たな形を見つけていくミダス財団の動向に今後も注目です。