マップルとオートバックスセブン、共同取り組みを発表
株式会社昭文社ホールディングスの子会社、マップルとオートバックスセブンが、地域の移動需要を創出し、観光や産業を活性化するための共同プロジェクトを開始すると発表しました。この取り組みは、2026年6月1日時点でスタートし、両社の強みを活かして持続可能な観光戦略を展開するものです。
背景
現在、観光業界は特定の有名観光地への観光客集中を避け、広域での周遊促進や地域深部への誘客が求められています。しかし、従来のスタンプラリーなどの取り組みは一過性に終わることが多く、持続的な支援を必要とする地域にとっては大きな課題とされています。
マップルは、旅行前(タビマエ)から旅行後(タビアト)までを支援するノウハウを蓄積しており、オートバックスセブンは多数のドライバーを持つ情報プラットフォームを擁しています。この二つの強力な資源を統合することで、自治体や観光地域づくり法人(DMO)への支援を実現し、持続可能な地域経済の活性化を目指します。
具体的な取り組み内容
この協業では、マップルの観光ガイドデータを基にした新たな観光デジタルソリューションを提供します。旅行前のアプローチとして、信頼性の高い観光ガイドデータベースを利用し、潜在的な訪問者に対して魅力的なドライブプランを提案します。これにより、地域への移動需要を高めていく戦略です。
タビマエ:旅行前のサポート
クルマ移動の楽しさを広げるために、マップルのカスタム編集部が構築したモデルコースやオリジナルツールを活用し、MOBILAアプリを通じて全国の潜在的な訪問者にアプローチします。アプリは全国約7万件の高品質な観光ガイドを提供し、旅行前の決定を支援します。
タビナカ:地域の特産品消費を促進
さらに、地域深部への訪問を促すために、オートバックスセブンのMOBILAアプリに組み込まれたデジタルラリー機能が重要です。GPSやQRコードを使った新しい認証システムを導入し、参加者の周遊意欲を高めます。道の駅や直売所といった訪れにくいスポットをラリーに設定し、クーポン配布などで地元産業の活性化を狙います。
タビアト:思い出の拡散とデータ分析
旅行後には、MOBILAのSNS機能を活用し、ユーザーが旅の思い出や体験を共有できるようにします。さらに、蓄積されたデータを分析し、訪問者の行動を可視化して次回に活かせる観光戦略を自治体に提供します。
今後の展望
この共同プロジェクトは、地域が持つ観光資源の再発見を促し、旅行者の移動を通じて地元経済に寄与することを目指します。持続可能な観光施策を通じて、地域の観光業の成長をサポートし、さらにはSDGsの各種目標への貢献も図る考えです。
マップルとオートバックスセブンの協業により実現される新たな観光DXソリューションは、地域経済の持続的発展に寄与することが期待されています。今後、この取り組みがどのように展開されるのか、大きな関心を寄せたいところです。