ロート製薬が業務DXを加速、exaBase IRアシスタントを導入
ロート製薬株式会社は、株式会社Exa Enterprise AIが提供する「exaBase IRアシスタント」を導入しました。この施策により、ロート製薬が経営企画部門や株主・投資家向け情報開示において、業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進しています。
ロート製薬は創業125周年を迎え、今後の成長に向けたスローガン「Connect for Well-being」を掲げ、さらなる企業価値の向上を目指しています。その中で、業務効率化や情報開示の透明性を高めることが不可欠とされています。exBase IRアシスタントの導入によって、業務のプロセス改革が実現されることが期待されています。
リアルタイムでの情報共有の強化
exaBase IRアシスタントはAIを用いた面談議事録の生成や質問傾向分析を行うサービスです。この技術により、ロート製薬はグローバル投資家とのIR面談後の議事録作成を効率化し、迅速な経営層への情報共有を実現します。この取り組みにより、担当者はより付加価値の高い業務にリソースを割くことが可能となります。
社員700名以上が生成AIを活用
ロート製薬では、700名以上の社員が生成AIである「exaBase」を活用しています。日常業務において要約、翻訳、原稿の作成など、幅広い用途での利用が進められています。これにより業務の効率化が図られ、特にIR関連業務においても効率的な情報管理が可能になります。
このように、ロート製薬が取り組む業務のデジタル化は、今後の企業価値向上に向けた重要なステップであるとされています。さらなる進展が期待される中で、Exa Enterprise AIは引き続きロート製薬の支援を行っていく予定です。
成果と今後の展望
xaBase IRアシスタントは2023年のリリース以降、さまざまな業界で導入が進んでおり、特にJR東日本や村田製作所、名古屋鉄道などの大手企業がすでに活用しています。この施策は、株主総会や決算発表における対応をより円滑に行うことに貢献しています。
今後、Exa Enterprise AIはIR業務に特化したサービスの拡充や新機能の開発に力を入れ、株主向け情報開示の向上を目指しています。また、多くの企業とのパートナーシップを強化し、IR業務におけるプロフェッショナルとしてのサポートを拡大していく方針です。
これにより、ロート製薬をはじめとする日本企業の情報開示水準も向上することでしょう。これからの展開に期待が高まります。