生理環境改善の新たな取り組み
京都ノートルダム女子大学が、学生や企業と連携し、生理に対する意識を変えるプロジェクトを推進しています。その一環として、2025年8月3日に「~誰もが快適な生理を~甲子園2025」と題したスピーチコンテストを実施することが決定しました。この活動は、FemtechJapanと共同で行い、現代のフェムテックの重要性を伝えることを目的としています。
「甲子園2025」の概要
このスピーチコンテストは、Femtech Japanが進める「誰もが快適な生理を」プロジェクトの一環として開催されます。参加者は、生理に関する理解を深め、環境を改善するためのアイデアを発表します。このイベントは、全国の小中高等学校及び大学生、専門学校生、教職員、さらには企業担当者も参加できる内容となっています。
最優秀賞を受賞した方には、2025年11月に東京都で行われる「~誰もが快適な生理を~サミット2025」に登壇する特典があり、発表の場を広げる機会となります。
スピーチコンテストの重要性
生理にまつわる問題は、まだまだ多くの人たちに適切に理解されていません。このコンテストの目的は、参加者が自らの思いや知識を表現し、他者と共有することで、より多くの人々に関心を持ってもらうことにあります。特に、学校や企業の担当者たちが一堂に会することで、今後の生理環境の改善に向けた具体的なアクションが期待されます。
参加方法と日程
「甲子園2025」への応募資格は、Femtech Japanが提供する「誰もが快適な生理を」プロジェクトに参加していることです。エントリーは公式サイトから、申込みフォームに必要事項を記入することで行えます。応募締切については追って発表される予定です。イベントは2025年8月3日の午後1時30分から4時30分まで、京都ノートルダム女子大学ユージニア館3F NDホールで開催されます。
審査基準と賞について
コンテストでは、スピーチと掲出物(ポスターやPOP)の2つのカテゴリーで審査が行われ、最優秀賞、優秀賞、審査員特別賞など多様な賞が用意されています。特に掲出物については、ナプキンの提供など、実際の製品に結びつく形での副賞もあり、実用的な価値が生まれるのもこのコンテストの魅力です。
プロジェクトの意義
「誰もが快適な生理を」プロジェクトは、単なる個人の課題を超えて、社会全体の問題解決を目指します。生理に対する偏見をなくし、全ての人々が快適に生活できる環境を築くために、取り組みを広めていくことで社会変革を促進する姿勢が求められています。このイベントが、その第一歩となることを期待しています。
今後の展望
京都ノートルダム女子大学とFemtech Japanの連携は、今後さらに大きな広がりを見せていくことでしょう。このコンテストだけでなく、他のイベントや活動を通じて、多くの人々に生理やフェムテックの重要性を伝えていく姿勢が、未来の生理環境をより良いものにするための鍵となるはずです。私たちが目指す生理の未来が、少しでも快適で、理解され、受け入れられるものであることを願っています。