動画販売の新時代、ネクフルがJRCとe-Licenseと提携を発表

ネクフルがJRCとe-Licenseと提携

株式会社ネクフルは、東京都中央区に本社を構える企業で、自由に動画を販売できるWEBサービス「Necfru《ネクフル》」を運営しています。この度、同社は著作権管理を行う株式会社ジャパン・ライツ・クリアランス（以下、JRC）および株式会社イーライセンス（以下、e-License）と提携し、利用者がJRC及びe-Licenseが管理する楽曲を使用した動画をストリーミング販売できるようになることを発表しました。

新しい動画販売形式

この提携によって、利用者はJRCやe-Licenseが管理する楽曲を自ら歌唱または演奏した動画を「Necfru《ネクフル》」プラットフォームにアップロードし、自由に価格設定をして販売することができます。これまでの動画販売には著作権の問題がつきまといましたが、この新たな契約により、著作権者の権利を損なうことなく、クリエイターたちが自分の作品を市場に出すことが可能になります。また、ネクフルはJRCとe-Licenseに対して著作権使用料を支払うことで、この権利を守る取り組みを行っていくとしています。

ユーザーの自由度拡大

ネクフルのユーザーは、動画の販売価格や公開期間を自ら設定でき、見込み客には約1分間のサンプル動画を無料で提供することができます。フル動画は決済を行った後に視聴可能になる仕組みです。このような柔軟なシステムは、クリエイターたちにとって、視聴者にリーチしやすい機会を生み出すと言えるでしょう。

権利保護への取組み

ネクフルは今後、JRCやe-License、さらには既に契約を結んでいるJASRACが管理する著作権に最大限配慮しながら、ユーザーが楽しめる自由な動画販売のマーケットプレイスを目指してまいります。同社は利用者から楽曲使用料を徴収する考えはないと明言しており、クリエイターたちが安心して利用できる環境を構築していく方針です。また、権利の保護に関しては今まで以上に注意を払い、監視体制や権利保護活動を強化し、啓蒙活動にも取り組んでいくとのことです。