家族で楽しむ長距離ドライブ、主要ポイントと注意点

家族での長距離ドライブに関する調査概要

最近、ホンダアクセスが実施した「家族での長距離ドライブに関する調査2025」では、年代や性別を問わず、ドライバーたちがどのように長距離ドライブを楽しんでいるのかが明らかになりました。調査期間は2025年6月27日から30日までで、全国の20歳から59歳の男女1,000名を対象に行われました。

質問内容と結果

この調査ではまず、家族での長距離ドライブにかける予算に関する思いを尋ねました。日帰りの場合、平均12,633円かける意向があり、昨年よりも910円減少しています。一方で、宿泊を伴うドライブの場合は38,537円と、こちらも昨年より1,735円の減少が見られました。物価高の影響があるため、支出を控える傾向が強まっているようです。

車のボディタイプ

家族での長距離ドライブに用いる車のボディタイプについては、「軽自動車」が37.1%と最も多く、次いで「ミニバン」が33.6%を占めました。実際に長距離ドライブで使用する際には、「ミニバン」と「軽自動車」が選ばれることが多く、それぞれ32.4%と19.1%を示しています。特にミニバンは家族向けの広いスペースが魅力として、多くの家庭で支持されています。また、SUVも15%を超えており、若い家庭を中心に人気が高まっています。

安全運転支援システムについて

調査では、長距離ドライブで使用する際の安全運転支援システムの導入状況も明らかになりました。「車線維持支援システム」が33%で最も高い搭載率を誇り、次いで「クルーズコントロール」が31%と続きます。特にSUVはこれらの支援システムの搭載率が高く、運転の安心感を強めています。最近では、長距離移動中の疲労を軽減するために、運転支援システムを賢く利用するドライバーが増えてきています。

楽しみ方とトラブル

長距離ドライブの楽しみとしては、1位が「グルメ」（58.7%）、2位が「観光・アクティビティ」（53.9%）、3位が「景色」（51.6%）と、食べ物を重視する傾向が見られました。また、ドライブ中に直面する可能性のあるトラブルでは、「渋滞中にトイレに行きたくなる」が51.5%で最も多く、特に子どもを連れてのドライブでは避けられない問題です。

渋滞時の行動

渋滞が発生した場合の対応についても度々質問され、5kmや10kmの渋滞に対しては68%が「そのまま走行を続ける」と答える一方、20km以上の渋滞では38%が「一般道に降りる」と答えており、渋滞回避のためのルート変更を選ぶ傾向が強まっていることがうかがえます。

夏のドライブへの意向

2025年の夏、66%の人々が「家族で長距離ドライブをしたい」と回答しますが、前年よりも減少傾向にあります。特に20代および30代の女性の『したい』という意向は75%まで達し、アイデアとして家族での「ご当地グルメめぐり」が1位となりました。どうやら、グルメを楽しむこと自体が長距離ドライブの重要なポイントになっているようです。