Mythical GamesとKakao Gamesが強力なパートナーシップを締結しAPAC市場へ進出

Mythical GamesとKakao Gamesの提携

米国のNFTゲームプラットフォームを展開するMythical Gamesが、韓国の大手ゲームパブリッシャーであるKakao Gamesとの提携を発表しました。この提携は、APAC市場への拡大を目指す一環として位置付けられ、両社にとって新たなビジネス機会の創出が期待されています。

Web3.0ゲームエコシステムの未来

Mythical Gamesは自身のWeb3.0ゲームエコシステムを通じて、プレイヤーやクリエイター、アーティストがデジタルキャラクターやアイテムの所有権を持てる環境を提供しています。この仕組みは、ゲーム体験における新たな可能性を切り拓くものです。特に、Mythical Gamesは2022年にNFLやNFL選手会との初のパートナーシップを結び、その第一弾としてブロックチェーンベースのゲームをリリースしたことで注目を集めています。また、”Blankos Block Party”という人気ゲームでは、ファッションブランドのバーバリーや電子音楽アーティストのDeadmau5との協業も実現しています。

Kakao Gamesとの連携

今回の提携により、Mythical GamesはKakao Gamesとともに、ブロックチェーン技術やプレイアブルNFTを活用したさらに進化したWeb3.0ゲームのエコシステムを構築します。この動きは、グローバル市場での競争力を強化するための重要なステップとなります。特に、Kakao Gamesはオンラインおよびモバイルゲームのリーディングカンパニーであり、重要なパートナーとしての役割を果たすことが期待されています。

関係者の見解

Mythical Gamesの共同創業者、Rudy Koch氏は「BORAのノードバリデータとしての参加を非常に嬉しく思っています。私たちはBORAを次世代ブロックチェーンとして見るとともに、韓国のWeb3.0に新しいエンターテインメントをもたらすリーダーとして連携したい」と語っています。また、BORANETWORKのCBO、Young-joon Lim氏は「Mythical Gamesとの協業を喜ばしく思い、相互に新しいプロモーションやコラボレーションの機会を模索していく」と述べ、その期待の大きさを感じさせます。

Mythical Gamesについて

Mythical Gamesは、2019年にForbes誌の”Disruptive Technology Companies To Watch”に選ばれ、2021年にはFast Company誌の”World Changing Ideas”にも選出された企業です。彼らは“Play-and-Own”という新しいゲームエコノミーを提唱し、プレイヤーがゲームの所有権を持つことができる未来を切り開いています。ゲーム業界のエキスパートたちが集まったこのチームは、Call of DutyやWorld of Warcraftなどの著名なフランチャイズの開発にも携わっており、今後の活躍も期待されています。

Kakao Gamesの展開

一方、Kakao Gamesは2016年に設立され、オンラインおよびモバイルゲームの大手販売会社として幅広く展開しています。既に多くの人気タイトルを世に送り出してきたKakao Gamesは、現在ブロックチェーン市場にも力を注ぐなど、進化を続けています。自社の関連会社であるMETABORAも、ゲーム開発とブロックチェーン技術を融合させたエコシステムの構築に取り組んでおり、今後の成長が非常に楽しみです。

このように、Mythical GamesとKakao Gamesの提携によって生まれる新しいゲーム体験は、プレイヤーにとってますます魅力的なものとなるでしょう。そして、今後の動向にも目が離せません。これからのWeb3.0時代におけるゲームの形を、両社がどのように創り上げていくのか、その結果に期待が寄せられています。