写真甲子園:石巻からの挑戦
2011-07-29 10:00:01
被災地からの挑戦!石巻市立女子高校が「写真甲子園」で輝く
被災地からの希望の光:石巻市立女子高校が写真甲子園で魅せた感動
2011年、第18回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」は、例年とは異なる重みを持って開催されました。東日本大震災からの復興を目指す中、宮城県石巻市から参加した石巻市立女子高等学校の挑戦は、多くの人の心を揺さぶりました。
震災後、大会実行委員会は被災高校写真部支援プロジェクトを立ち上げ、キヤノンマーケティングジャパン株式会社の協力を得て、宮城県内の6校にデジタル一眼レフカメラなどを提供。石巻市立女子高校もその支援を受け、北海道の美しい大自然の中で撮影に臨みました。
選手たちは、北海道の雄大な景色の中で、被災地の現状や復興への願いを込めた作品を制作。監督の指導の下、構図やコンセプトを練り上げ、一つ一つの作品に魂を込めました。特に、1年生の高橋香さんは、北海道での交流を通して元気を取り戻し、写真の幅を広げたと語っています。
審査会では、「Welcome~丘の上のペンション~」と題した8枚の組み写真を発表。見る人をペンションの中に引き込むような、巧みな構成と表現力で、審査員を魅了しました。作品には、被災地の風景や人々の温かさ、そして未来への希望が凝縮されているかのようでした。
競技撮影後には、東川町内で開催された「高校写真部による東日本大震災復興プロジェクト」会場で記念撮影会も実施。各校が復興への思いを込めたプラカードを掲げ、被災地からのメッセージを共有しました。このイベントは、被災地と北海道の人々をつなぐ、かけがえのない時間となりました。
石巻市立女子高校の生徒たちが撮影した写真は、単なる作品ではありません。被災地の現状や人々の強さ、そして未来への希望を伝える、力強いメッセージでした。彼女たちの挑戦は、多くの人に感動を与え、被災地の復興を後押しする力となったのです。
写真甲子園:北海道の自然と高校生たちの熱意
写真甲子園は、北海道上川郡東川町、旭川市、北海道新聞社などからなる実行委員会が主催。1994年から開催されている歴史あるフォトコンテストです。北海道の雄大な自然を舞台に、高校生カメラマンたちがその技を競います。
キヤノン株式会社とキヤノンマーケティングジャパン株式会社は特別協賛として、機材提供や大会運営を多方面からサポート。大会の成功に大きく貢献しています。
この大会は、高校生たちの才能を育み、将来のクリエイター育成にも貢献する役割を担っています。同時に、地域活性化や文化交流の促進にも繋がる、意義深いイベントと言えるでしょう。
石巻市立女子高校の参加は、写真甲子園の歴史に新たな一ページを刻みました。被災地からの希望の光は、多くの人々の心に深く刻まれ、未来への力強いメッセージとなりました。
会社情報
- 会社名
-
キヤノンマーケティングジャパン株式会社
- 住所
- 東京都港区港南2-16-6
- 電話番号
-
03-6719-9096