「Zero Gravity Art」
2025-01-21 13:29:27

2025年大阪・関西万博で展示される未来のメディアアート「Zero Gravity Art」

2025年大阪・関西万博でのメディアアート「Zero Gravity Art」の魅力



2025年に開催される大阪・関西万博は、「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げ、未来を見据えた数多くの革新的な作品や展示が予定されています。その中でも注目を集めるのが、京都大学と企業が連携し生み出したメディアアート「Zero Gravity Art」です。この作品は、無重力体験を通じて「生命の誕生」と「生命の未来」を感じさせるインスタレーションです。

「Zero Gravity Art」の開発背景



「Zero Gravity Art」は、土佐尚子教授が率いる産学共同研究プロジェクトの成果です。このプロジェクトは、京都大学の防災研究所のアートイノベーション産学共同研究部門によって推進されており、TOPPANホールディングスと島津製作所が協力しています。アートと最先端テクノロジーを融合させ、新しい社会的価値を創出することを目指しています。

2019年から続けられているこの共同研究では、アートとテクノロジーの融合をテーマに多くの実験や研究が行われてきました。特に、島津製作所との協力により人間の生体情報を計測し、アート鑑賞時の脳活動の変化を科学的に解析する手法が確立されつつあります。

「Zero Gravity Art」の展示内容



「Zero Gravity Art」は、観客が近未来の宇宙空間を疑似体験できる装置です。無重力状態を感じさせるこのインスタレーションでは、提供された産声や心音を基にした映像が投影されます。来場者は、この装置を通じて、まるで羊水の中にいるような感覚や、胎児としての遠い記憶を呼び起こされることでしょう。

また、展示の後には島津製作所が開発した脳計測技術「NIRS」を用いて、アートが脳に与える影響を観察することもできます。これにより、参加者はアート体験の中でどのような感情や思考が喚起されるのかを視覚的に理解できるのです。

来場者へのメッセージ



「Zero Gravity Art」は、21世紀を新たなアートの時代へと導く試みです。従来のように単にアートを鑑賞するだけでなく、アートが人々の創造性を育て、さらにはその効果を測定できるという新しいパラダイムを示しています。展示を通じて、来場者は自己の内面的な探求や、人生や未来についての新たな視点を得ることでしょう。

2025年大阪・関西万博 概要



  • - 開催日: 2025年4月13日から10月13日まで
  • - 開催場所: 大阪市此花区夢洲
  • - 展示内容: メディアアート「Zero Gravity Art」による生命の誕生と未来を体感するインスタレーション

「Zero Gravity Art」は、大阪・関西万博の未来社会ショーケース事業「フューチャーライフ万博・フューチャーライフエクスペリエンス」で常設され、来場者に対して新たな感覚の旅を提供します。ここに集まる人々は、アートと科学の共演による意義のある体験を通じて、未来の社会を再考する機会を得ることでしょう。

このようにして、「Zero Gravity Art」は単なるアート作品にとどまらず、テクノロジーとアートが結びついた新しい未来の社会体験を示す重要な役割を果たします。来たる大阪・関西万博では、この画期的な作品にぜひ目を向けてみてはいかがでしょうか。


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会社情報

会社名
TOPPANホールディングス株式会社
住所
東京都文京区水道1-3-3
電話番号

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