万博で未来の医療技術
2025-10-10 14:30:58

アストラゼネカ、万博で未来のヘルスケア技術を発信

アストラゼネカ、万博で未来のヘルスケア技術を発信



2025年10月3日、大阪・関西万博の英国パビリオンにて、アストラゼネカが『Healthcare Technology for the Future』というイベントを開催しました。これは、先進的なヘルスケア技術の紹介や、疾患の早期発見、治療介入に関する新たな可能性について議論する場となりました。

イベントの概要と目的



本イベントは、アストラゼネカの代表取締役社長、堀井 貴史の主催のもと、様々な分野の専門家が集まりました。冒頭には、英国政府のキャロリン・デービッドソン氏や慶應義塾大学の宮田 裕章教授、アストラゼネカのシンディ・フーツなどが登壇し、アストラゼネカのビジョンについて語りました。

堀井社長は「がんによる死亡をなくすことを目指し、医療のデジタル化を進めています。AIの活用により、薬の開発スピードが向上し、専門家と患者をつなぐことで、より良い医療を提供したい」と述べました。この理念は、病気の進行を防ぐ『ヘルスケア』を推進することにあります。

ヘルスケア技術の革新



続いてのセッションでは、アストラゼネカが社内で開発した疾患予測AIシステム『MILTON』が紹介されました。このAIは、腎疾患、アルツハイマー病、腫瘍など、約1,000種類の疾患を高精度に予測でき、早期診断の可能性に期待が寄せられています。

アストラゼネカのスラヴェイ・ペトロフスキー氏は、『MILTON』の特性について説明し、技術の進化がどのように病気の早期発見につながるかを語りました。また、「シックケア」よりも「ヘルスケア」の重要性を訴え、早期介入が医療に与える影響についても触れました。

業界を超えた協業の重要性



「日本におけるヘルスケアの未来」と題したプレゼンテーションでは、デジタル大臣の平 将明氏が医療課題に向き合う重要性を強調しました。技術と制度をどう結び付けるのかが今後の医療を形作る鍵であると述べ、各分野の専門家がそれぞれの見解を発表しました。

特に、経済産業省や医師会の代表が現場からの知見を共有し、AI技術導入における課題や、社会実装の可能性について議論しました。これにより、業界間での協力が新たな医療課題解決の道を開くことが期待されています。

閉会の挨拶と未来の展望



イベントの締めくくりに、堀井社長は「大阪・関西万博のテーマは、私たちの目指す未来の医療と合っています。アストラゼネカは、様々な立場の方々と共創し、ヘルスケア業界の未来を形作っていきたい」と述べました。

トヨタ紡織の特別展示



当日は、トヨタ紡織の車室空間コンセプト「MOOX」も特別展示され、アストラゼネカとのコラボで未来のモビリティとヘルスケアの融合が具現化されました。多くの来場者が関心を寄せ、未来志向の医療技術に対する期待が高まっています。

結論



疾患の早期発見や治療介入に寄与するテクノロジーが次々と生まれる中、アストラゼネカは「i2.JP」を通じて新たな医療の実現に貢献する姿勢を示しています。EXPO2025大阪・関西万博のテーマである「いのち輝く未来社会のデザイン」に基づき、これからもヘルスケア業界全体での完全なる協力を目指していく所存です。


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会社情報

会社名
アストラゼネカ株式会社
住所
大阪府大阪市北区大深町3番1号グランフロント大阪タワーB
電話番号
06-4802-3600

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