衣類カバーのリサイクル
2025-04-12 10:20:20

クリーニング業界初のマテリアルリサイクルプロジェクトが始動

クリーニング業界初のマテリアルリサイクルプロジェクト



レコテック株式会社(東京都千代田区)と株式会社白洋舍が、画期的なマテリアルリサイクルプロジェクトに取り組み始めました。このプロジェクトは、両社が運営する「pool」システムを活用し、衣類を包むプラスチックのリサイクルを実現するというものです。

1. 「pool」とは?


「pool」は日常的に廃棄されるごみをデータ化し、回収インフラを整える仕組みで、リサイクル可能な材料を製造業者に提供し、排出者とつなぎます。このシステムによって、トレーサビリティが確保された循環型サプライチェーンが構築され、各ステークホルダーが包装用プラスチックの情報を登録し、効率的に管理することが可能になります。

今回の取り組みでは、リサイクルされたポストコンシューマーレジン(PCR材)が再利用され、物流資材やレジ袋、ボトル等に生まれ変わることが期待されています。

2. 環境配慮設計への挑戦


クリーニング業界では、顧客に綺麗な衣類をお届けするためにプラスチック包装が使用されています。その結果、環境負荷低減が重要な課題となります。白洋舍は、包装用プラスチックの薄肉化やバイオマス化に取り組んでおり、さらに環境に配慮した設計を推進しています。

具体的には、以下の3つのポイントで環境配慮設計を進めます。
1. 循環性の向上: 包装用プラスチックの素材構成を再評価し、リサイクル時の利便性を考慮した材料選定を行います。
2. 設計の最適化: poolシステムを活用して包装資材の設計段階で情報を共有し、持続可能な資材の開発を目指します。
3. トレーサビリティの確保: poolのデータ管理を通じて包装資材の全工程を追跡し、環境負荷の可視化と改善を図ります。

3. 期待される効果と今後の展望


この取り組みを通じて、温室効果ガスの削減が見込まれるほか、資源の提供によって循環型経済への貢献が期待されます。また、業界全体の環境意識向上にも寄与するでしょう。

白洋舍は、まず東京事務所から実施を開始し、2025年度末を目標に関東の主要拠点への展開を計画しています。

4. 担当者のコメント


白洋舍の荻野仁氏は、クリーニング業界初の本格的なマテリアルリサイクルに参画できたことを喜び、CO2削減への期待を表明しています。また、レコテックの野崎衛氏は、業界のリーディングカンパニーである白洋舍との協力が大変嬉しいとし、資源循環実現への取り組みを支持しています。

まとめ


日本のクリーニング業界における初のマテリアルリサイクルプロジェクトは、環境問題に対する新たな解決策となるでしょう。多くの企業がこの取り組みに参加し、持続可能な社会づくりに寄与することが期待されています。


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会社情報

会社名
レコテック株式会社
住所
東京都千代田区九段南1-5-6りそな九段ビル5階KSフロア
電話番号
050-5433-8035

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