池袋で障がい者向けAIアプリ開発エンジニア養成プログラムがスタート

池袋で新たな障がい者雇用の取り組みが始まる

株式会社綜合キャリアトラストは、2025年4月1日から池袋に新たな事業所を設立し、障がい者向けのAIアプリ開発エンジニアの育成をスタートさせると発表しました。この取り組みは、特例子会社として障がい者雇用を促進し、未経験者でも積極的に参加できるプログラムを提供することを目的としています。初回には5名が参加し、順次、職場見学やAI体験会を予定しています。

障がい者雇用の現状と課題

障がい者雇用に関しては、国の法律改正により雇用率の引き上げが求められていますが、厚生労働省の調査によると、民間企業における達成率は依然として低く、半数以上が未達成という厳しい現状です。このような背景の中、綜合キャリアトラストは「福祉から脱却し、戦力へ」というビジョンのもと、障がい者が活躍できる職場環境の提供に取り組んでいます。

AIアプリ開発エンジニアとしての育成プログラム

新設される事業所では、グループ会社のリソースを生かした「キャリアファンド」という独自の育成プログラムを採用。AI技術を活用したノーコードアプリの開発や実装を学ぶことができ、個別指導やOJTを通じて実務に必要なスキルを身につけることができます。これにより、未経験者でも安心してプログラムに参加できる環境が整っています。

AI技術体験会と職場見学会の開催

綜合キャリアトラストは、AIアプリ開発エンジニアに興味のある方を対象に、職場見学会やAI技術体験会を5月から実施します。このイベントでは、実際に障がいのある社員が作成した資料を用いて、AIの使用方法や業務の体験が行われます。参加対象者は身体障害者手帳、療育手帳、または精神障害者保健福祉手帳を持つか、取得予定の方で、利用者から気軽に参加できます。