西日本鉄道㈱は、天神大牟田線で運行される「サイクルトレイン」のサービスを拡大することを発表しました。これにより、2024年10月5日から平日でも自転車をそのまま車両内に持ち込むことができるようになります。また、特急列車が停車する春日原駅も新たに対象駅として加わることで、さらなる利便性が高まります。
「サイクルトレイン」は、2022年3月に導入され、土日祝日の特急列車での利用が可能でした。導入以来、延べ3,800名以上のお客さまに利用され、自転車とともに楽しい旅を提供してきました。このサービスは、自転車を持ち運びながら、沿線の美しいサイクリングスポットへアクセスできる機会を提供します。
新たに拡充される利用可能な曜日は、全日となりますが、ゴールデンウィークや年末年始は除外されています。特急列車の利用時間は、福岡(天神)発は平日が9:00から16:00、土日祝が6:30から16:00まで、また大牟田発は10:23から21:23の時間帯となっています。利用できる列車の本数は、平日が15本、土日祝が20本、大牟田からは全日で23本が用意されているため、柔軟なプランでサイクリングを楽しむことができます。
利用できる駅は、福岡(天神)をはじめ、薬院、大橋、春日原、西鉄二日市、西鉄久留米、花畑、大善寺、西鉄柳川、新栄町、大牟田の全11駅です。料金は、乗車運賃の他に自転車持ち込み料が300円(1台あたり)で設定されています。自転車の持ち込みについては、1両あたり最大で2台まで持ち込むことができ、1名につき1台までの制限がありますのでご注意ください。
予約は、西鉄電車のLINE公式アカウントから行い、利用の1カ月前から出発の10分前まで可能です。運用の拡大後である2024年9月27日からは、新しい内容での予約が受け付けられます。乗車票の取得は、駅窓口のQRコードを利用して行いますので、操作方法についても事前に確認しておくと良いでしょう。
西鉄で運営する「サイクルトレイン」を利用して、多様な風景の中でのサイクリングを体験してみてください。今後も様々なサービス展開を通じて、地域の活性化に貢献していくとのことです。是非、このサービスを利用して、新しい自転車の旅を楽しんでみてはいかがでしょうか。