FRONTEOと日華化学が化粧品開発でAIを活用した共創プロジェクトを開始

FRONTEOと日華化学が共創プロジェクトをスタート

株式会社FRONTEOと日華化学株式会社は、化粧品の研究開発に向け、AI創薬支援サービス「Drug Discovery AI Factory（DDAIF）」を駆使した新たな共同プロジェクトを開始しました。このプロジェクトは、化粧品における有効成分の新規標的探索を目的としており、両社が持つ専門知識と技術を結集していきます。

2社の強みを活かす

日華化学は、日本人の毛髪・頭皮・皮膚に関する深い知識を保有しており、その強みを活かして様々な症状に関連する標的分子の探索に取り組みます。同時に、FRONTEOは創薬とAIの分野において豊富な経験を持ち、新たな標的分子を発見するための強力な仮説生成に注力しています。これにより、髪や皮膚に関する様々な悩みに応える製品の開発を目指します。

日華化学の取り組み

日華化学のデミコスメティクス部門は、「美髪再生プロジェクト」として2023年までの基礎研究のビジョン「すべての人に10代の髪を生やす」を掲げています。研究部長の安達健太郎氏は、FRONTEOのAI技術が求める成果につながると信じ、新たな機能性のある製品の研究開発を加速していく方針です。

FRONTEOの技術

一方でFRONTEOの豊柴博義取締役は、同社の特化型AI「KIBIT」が未発見の関連性を探し出すポテンシャルを持つと強調しています。DDAIFを通じて化粧品領域にも応用を広げることで、新しい概念の構築に貢献することを目指しています。

プロジェクトの期待と未来

両社のコラボレーションは、髪や皮膚の健康を求める多くの人々のニーズに応え、革新的な製品の開発へとつながることが期待されます。日華化学とFRONTEOの協力による研究は、機能性やメカニズムの仮説を生み出し、製品の効果を最大化します。特に、美容や健康への関心が高まる中で、より優れたヘアケアやスキンケア製品の提供が求められる中、このプロジェクトは注目されることでしょう。