KizunaAIが活動休止中の3年間に、彼女が新たに出会ったのは、なんとバレエだった。その成果がついに結実し、彼女の新作イマーシブフィルム『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』が、2025年5月13日からフランスのカンヌ国際映画祭でワールドプレミアを迎えることが決まりました。バーチャルYouTuberとしての彼女が、舞台という新たなフィールドに挑戦する姿は、多くのファンにとってまさに驚きのニュースです。
KizunaAIは、世界初のバーチャルYouTuberとして知られ、300万人以上の登録者を誇るYouTubeチャンネル「A.I.Channel」での活動を通じて、国内外に多くのファンを持っています。2016年の誕生以来、彼女はVTuberというジャンルを確立し、アニメキャラクターのような可愛らしさと知性を兼ね備えたキャラクターで多くの支持を集めてきました。しかし、2022年には無期限の活動休止に入り、多くのファンが彼女の復帰を心待ちにしていたのです。
KizunaAIは、2025年2月頃から「KizunaAI」としての新たな活動を開始し、「それでもつながりたい、あなたを知るために」をテーマに、アーティストとして音楽の世界でも新しい表現を模索しています。今回のバレエ作品『SWAN LAKE』は、彼女にとって初の挑戦であり、観客がKizunaAIとともにバレエの名作「白鳥の湖」の世界に浸ることができるのです。
このイマーシブフィルムは、空中映像装置とハプティクスデバイスを駆使し、観客に新たな没入感を提供することが期待されています。特設劇場版の他、一般劇場版、VRゴーグルやARグラスに対応したマルチフォーマットでのリリースも予定されており、さまざまな形で楽しむことができるでしょう。
「白鳥の湖」は、王子ジークフリートと呪いで白鳥に変えられたオデット姫との悲恋を描いた、クラシック・バレエの中でも特に人気の高い作品です。この悲劇的な物語が、KizunaAIの新しい表現にどのように結びつくのか、そのクリエイティブな過程にも注目です。
KizunaAIのファンにとって、彼女の新たな挑戦を見逃すことはできません。冬の公開を前に、彼女の artistryの新たな一面を目撃できる日が迫っています。これは単なる復帰ではなく、まさに新時代の幕開けと言えるでしょう。音楽とバレエが交差し、バーチャルな存在が現実の舞台にどのように反映されるのか、期待が膨らむばかりです。
製作にあたる『SWAN LAKE〜starring KizunaAI』製作委員会は、この作品を通じて、バーチャルと現実が入り混じる新しい体験を提供しようとしています。公式HPも公開されており、今後の展開が楽しみですね。KizunaAIの新たな一歩、ぜひその目で確かめてください。
公式HP:
KizunaAI Ballet