熊本県のUXプロジェクトが未来をつなぐ実証実験サポート事業を公募中

熊本県の新しい挑戦「UXプロジェクト」

熊本県は、地域と未来をつなぐ実証実験の場として、「UXプロジェクト実証実験サポート事業」の公募を開始しました。この事業は、地域社会の様々な課題に対する解決策を見いだし、県民の生活の質を向上させることを目的としています。公募期間は2023年6月9日から7月10日までの約1ヶ月間で、ライフサイエンス分野における取り組みを募集しています。

UXプロジェクトの背景

熊本県知事の木村敬氏が主導するこのプロジェクトは、県内経済の持続的成長を目指し、新たな産業の創出を狙っています。特に、半導体や自動車産業に続く「第3の柱」としてライフサイエンス分野に焦点を当てています。この分野には、医療や介護、健康、食品、ビューティー、スマート農業などが含まれます。

実証実験の流れ

公募に関しては、実証実験を行うための支援が得られるほか、経費としては最大200万円のサポートが受けられます。実証フィールド「サポーター」の協力により、必要な施設や設備、モニターを提供することも可能です。応募者は、6月9日から7月3日までの期間中に参加表明を行い、その後、応募書類を提出する必要があります。

また、審査は二段階で行われ、一次審査が書面で、二次審査がプレゼンテーション形式で実施されます。最終的には8月中旬に採択者が決定され、キックオフイベントを経て、実証実験が開始されます。この一連の流れは、地域に根ざしたイノベーションを促進すると期待されています。

参加企業の声

過去の採択企業からも好評で、妊産婦の栄養状況のモニタリングや心疾患を早期に発見するアプリの開発など、多岐にわたる取り組みが報告されています。トイメディカル株式会社は、熊本でのプロジェクトを通じて新たな連携を生み出し、医療機関とは別の場所でも栄養管理を行える仕組みづくりを進めました。また、株式会社ココロミルは、県内での医療機関との連携を通じて循環器病対策に挑んでいるといいます。

応募方法と問い合わせ先

応募に関する詳細は、公式ホームページにて確認できます。公募の問い合わせ先は、UXプロジェクト事務局（[email protected]）で、営業時間は9:30から18:00まで（土・日・祝日を除く）です。地域と未来を結ぶ新たな挑戦に、ぜひご参加ください。

熊本県の持続可能な成長と人々の幸せに貢献するこのプロジェクトは、多様な分野のアイデアを歓迎しています。今後の応募を心よりお待ちしております。