デンマークのデザインイベントを彩る新しいインスタレーション
デンマークのコペンハーゲンで開催されるデザインイベント「3daysofdesign 2025」に合わせて、ルイスポールセンが発表した光のアートインスタレーション《Circle Dome Square(静かに向き合うための場所)》は、ファッションデザイナーであり芸術家のヘンリック・ヴィブスコフによって手掛けられました。
この作品は、色彩豊かで遊び心を感じさせるものであり、訪れる人々に思索する機会を提供することを意図しています。ヴィブスコフは、デンマークを代表するとされるデザイナーの一人、ヴァーナー・パントンに敬意を表し、名作照明「パンテラ」からインスパイアを受けています。
パントンへのオマージュ
ルイスポールセンのCMO、ゾラーダ・ペレズ・ペデルセンは「ヘンリック・ヴィブスコフと共にこの特別なインスタレーションを実現できたことを嬉しく思います」とコメントし、ヴィブスコフが光とアートを融合させ、ヴァーナー・パントンへのオマージュを形にしたことを称賛しました。
パントン自身は1971年に「パンテラ」を発表した際、空間における自然な調和と存在感を意識したデザインであったことが知られています。ヴィブスコフもこのランプに幼少期から親しんできたというエピソードがあります。「家にあった唯一のデザイナーランプがパンテラでした。70年代の記憶に刻まれています」と言うように、彼の作品にはその影響が色濃く表れています。
新しい視点の提案
「Circle Dome Square」は、遊び心満載で少し未来的な空間です。ヴィブスコフはその発想の源をクラシックなスパイラルカメラに見出し、一つの被写体にフォーカスするような構造を、彼の得意とするテキスタイルで構築しています。
このインスタレーションに進むことで、訪問者は外の喧騒から離れ、深呼吸しながら周囲に意識を向けることができるような体验が提供されるのです。
展示情報
公開されている展示は、2025年6月18日から20日までの期間、コペンハーゲンのルイスポールセンで行われます。営業時間は午前10時から午後6時まで、訪れる価値のある特別な空間が用意されています。また、このインスタレーションは、ヴァーナー・パントン デザイン AGの推奨文を得て実施されています。
さらに、ヴィブスコフによるこのインスタレーションの詳細なコメントや展望については、ポッドキャストで視聴することができます。
ヘンリック・ヴィブスコフのプロフィール
ヴィブスコフは1972年に生まれ、多様な分野で活動するデンマークのクリエイターです。ファッション、アート、音楽などの領域で作品を発表し、多くの賞を受賞しています。
彼は講師としても活動し、コールディング・スクール・オブ・デザインの教授を務めています。2005年にはデンマーク芸術財団から「ifelong Honorary Award(生涯功労賞)」を受賞しました。
詳細については彼の公式ウェブサイト、
henrikvibskov.comをご覧ください。
ヴァーナー・パントン デザイン AGとルイスポールセン
ヴァーナー・パントン デザイン AGは、パントンのデザインレガシーを管理し、その精神とオリジナリティを大切にしています。ルイスポールセンは、照明デザインの長年の伝統を持つ企業で、数々の著名なデザイナーと密接に連携し、機能的で美しい製品を世に送り出してきました。
より詳しい情報は、公式ウェブサイト
verner-panton.comと
louispoulsen.comを訪れてください。