国際恋愛の現実:金銭問題と遠距離恋愛の苦労
近年、グローバル化が加速する中、国際恋愛や国際結婚は珍しくなくなってきました。しかし、その実情は、バラ色とは限らないようです。
この度、国際送金サービスを提供するSBIレミット株式会社が実施した調査によると、国際恋愛もしくは国際結婚経験のある男性300名中、実に7割以上が何らかの困難を経験していることが分かりました。
文化的価値観の差、特に金銭感覚のずれが大きな壁
困難の原因として最も多かったのは、「文化における価値観の違い」でした。具体的な問題としては、「恋愛における金銭的な価値観の違い」が50.7%と最も多くを占めています。
お金の使い方に計画性がない、または相手に金銭的にルーズな面が見られたという声が多数寄せられました。
言葉や生活習慣の違いも課題として挙げられていますが、それ以上に深刻なのは、互いの金銭感覚のずれによって生じる摩擦のようです。国際恋愛において、この金銭問題が大きなストレス要因となっている現実が浮き彫りになりました。
遠距離恋愛:連絡や寂しさだけでなく、お金のやり取りも大きな負担
遠距離の国際恋愛においては、連絡方法や寂しさといった問題に加え、「お金のやり取り」が新たな課題として浮上しました。
調査によると、遠距離恋愛で大変だったこととして「お金のやり取り」を挙げた人は28%にのぼり、連絡方法(60.3%)、寂しさ(35.3%)に次いで3番目に多い結果となりました。
その理由として、実に88.1%の人が「仕送りをしていたから」と回答しています。国境を越えた遠距離恋愛では、経済的な負担が想像以上に大きなストレスとなっていることがわかります。
国際恋愛を成功させる秘訣とは?
今回の調査結果からは、国際恋愛における成功の秘訣は、単に言葉や文化の理解だけでなく、金銭的な価値観の共有が非常に重要であることがわかります。
特に遠距離恋愛においては、経済的なサポート体制や、お金に関するオープンなコミュニケーションが不可欠と言えるでしょう。
まとめ
国際恋愛は、言葉や文化の違いだけでなく、金銭感覚の違いといった、想像を超える様々な困難が伴うことが分かりました。
しかし、これらの課題を乗り越えることで、より深く、そして豊かな国際恋愛を実現できる可能性も秘めていると言えるでしょう。
SBIレミット株式会社の調査は、国際恋愛の現実を浮き彫りにし、今後の国際恋愛を考える上で重要な示唆を与えてくれます。
調査概要
調査期間:2011年4月11日~4月13日
調査対象:国際恋愛、国際結婚経験のある男性300名(20代~60代、各年代60名)
調査方法:インターネットアンケート
調査地域:全国(東北6県および茨城県を除く)