ヌーラボが提供するNulab PassとCloudGate UNOのSCIM連携
株式会社ヌーラボ(福岡県福岡市)は、同社のセキュリティオプションサービス「Nulab Pass」が、CloudGate UNOとのSCIM(System for Cross-domain Identity Management)連携に対応したことを発表しました。この新機能により、企業のアカウント管理が一層効率化される期待が寄せられています。
Nulab Passとは?
Nulab Passは、ヌーラボの様々なサービスを利用する組織に向けたオプションサービスです。その目的は、セキュリティとガバナンスを強化することにあります。以前から、Nulab PassはCloudGate UNOとの連携を通じてSAML認証を使用した認証管理が行われていましたが、今回のSCIM連携によって、アカウントの追加や削除といった操作もCloudGate UNOで容易に行えるようになりました。これにより、情報漏洩リスクが大幅に軽減される見込みです。
ユーザープロビジョニング機能の詳細
新たに搭載されたユーザープロビジョニング機能は、企業の情報システム担当者が直面する「従業員の入退社や異動に伴う世話」を簡素化します。従来は各サービスごとにユーザー情報の追加や変更を行う必要がありましたが、Nulab Passの新機能を使用することで、CloudGate UNOとの間でユーザー情報の同期が可能になります。これにより、アカウント管理の煩雑さを解消し、効率を向上させることができます。
料金に影響はなし
このユーザープロビジョニング機能は、すでにNulab Passを契約中の組織に向けて提供されており、機能追加による料金の変更は発生しません。
ヌーラボのセキュリティ意識
「Nulab Pass」のプロダクトマネージャーである廣瀬翔遥氏は、CloudGate UNOとのSCIM連携の実現について喜びを表明しました。彼は、ヌーラボが提供するサービスが全てのユーザーにとっての安心・安全な利用に寄与することを願っています。
その他のヌーラボサービス
ヌーラボは、もう一つの主要サービスであるプロジェクト管理ツール「Backlog」や、オンライン作図ツール「Cacoo」を展開しています。これらのサービスも、Nulab Passとの連動により、企業のITセキュリティポリシーに沿った導入を促進しています。
今後は、さらに多くのIDプロバイダーとの連携を進め、より多くの企業に対してセキュリティを強化する方向で検討されています。ヌーラボのアプローチは、変化するIT環境に対応するためのセキュリティ対策を整備する一環として、高く評価されることでしょう。
終わりに
企業のデジタルセキュリティは、ますます重要性を増しています。Nulab PassとCloudGate UNOの連携強化は、ユーザーが安心してサービスを利用できる環境を提供する一助となるでしょう。今後もヌーラボの取り組みに注目です。