TIE 2018盛況閉幕
2018-12-04 14:00:30

台湾のイノベーションを一堂に集めたTIE 2018が成功裡に閉幕

台湾のイノベーションを一堂に見える



2018年9月27日から29日の期間、台北の世界貿易センターで「Taiwan Innotech Expo 2018(TIE 2018)」が開催され、45,000人以上の来場者を集めました。この展示会は、国内外の企業が集結し、最新の技術と革新的なソリューションを展示する場となり、実際にビジネスマッチングの機会も多数生まれました。TIE 2018は、アジアにおける研究開発(R&D)コラボレーションのハブとしての役割を果たし、国際イノベーションにおける台湾のリーダーシップを示してみせました。

TIE 2018では、1,000以上の特許技術が紹介され、スマート製造やヘルスケアなど多様な分野にわたる革新的な展示が行われました。特に「未来テクノロジー」「サステナビリティ」「革新的発明」の3つのテーマに沿った展示は、多くの来場者の注目を集めました。これにより、TIEが世界的に重要な技術展示会として認知されることになりました。

台湾の技術展示会がもたらす影響



台湾の陳建仁副総統は、開会式で「TIEは過去13年にわたり、2万もの革新的技術を紹介してきました」と語り、台湾が国際的な技術交流の拠点へと成長している事を強調しました。今年度、TIEの名称が「Taipei International Invention Show & Technomart」から「Taiwan Innotech Expo」に変更されたことについても説明し、台湾の「5+2」主要イノベーション産業に特化したR&Dプロジェクトに焦点を当てていると述べました。

今年からは新たに3つのテーマ別パビリオンが導入され、33か国から93の企業や研究開発機関が参加したことに感謝の意を示しました。さらなる出展者の増加は、多様な分野の技術が集まることを意味しています。

独自のソリューションが注目を集める



TIE 2018の各分野では、ユニークで実用的なソリューションが多く紹介されました。「未来テクノロジー」エリアで特に注目を浴びたのは、Chuan Yuan Information Co. Ltd.が開発したBC-Gatewayシステムでした。このシステムは、リアルタイムモニタリングや障害診断、ビッグデータ保存の機能を持っており、業界の自動化を進めることに貢献しています。

「サステナビリティ」分野では、工業技術研究院(ITRI)が開発した高性能で燃費の良いモーターシステムが高い注目を集めました。このモーターは、高速延伸式圧縮機に組み込まれ、高効率で使用されることが期待されています。

一方「革新的発明」エリアでは、国立屏東科技大学の「インテリジェントなペットフード管理&ECシステム」が話題です。このシステムは、ペットに対し最適な食事を提案するというもので、獣医師や栄養士の専門知識をデジタル化しています。

新たなビジネスチャンスの創出



TIE 2018は、ビジネスマッチングの場としても成功を収めました。多くの企業が参加し、業務提携の機会を得ることができました。特に、ニュージーランドの無人航空機メーカーであるDotterel Technologies Inc.は、台湾でのパートナーシップを求めて出展しました。さらに、前回のTIEで受賞した企業の中には、アメリカのバイオテクノロジー企業との共同事業の可能性を探る機会が生まれるなど、具体的な提携のチャンスが生まれています。

陳副総統は「イノベーションは台湾経済の発展における原動力である」と力説し、TIEが今後も年一回の展示会として定着し、台湾の産業発展に寄与することが期待されています。次回のTIEは2019年9月26日から28日に予定されており、さらなる成長を見せることが期待されています。

会社情報

会社名
TECHNEWS TAIWAN INC.
住所
9F-1, No.150, Sec.2, Nanjing E. Rd., Zhongshan Dist., Taipei City 104, Taiwan
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