株式会社ナレッジラボが実施した上場準備企業の予実管理実態調査
株式会社ナレッジラボが提供する経営管理プラットフォーム『Manageboard』が、上場準備企業における予実管理の現状を把握するための調査を実施しました。この調査は、上場企業もしくは上場を検討中の企業の予実管理担当者100名を対象として行われ、予実管理の重要性と直面している課題が明らかになりました。
調査結果の概要
調査により、上場準備期において予実管理は非常に重要な役割を果たす一方で、実態として多くの企業が業務の属人化や業務負荷の増大などの問題に直面していることが分かりました。実績に基づいた迅速な意思決定が難しく、予実管理体制の整備に予想以上の時間がかかっている企業も多いのが現状です。そのため、上場を目指す企業は、予実管理の優先順位を高める必要があると言えます。
調査の詳細
調査方法と期間
- - 調査名称:上場準備企業の予実管理実態調査
- - 調査方法:株式会社マクロミルによるインターネット調査
- - 調査期間:2024年11月18日〜19日
- - 有効回答数:103名
予実管理ツールの実態
調査では、予実管理に使用されている主なツールも尋ねました。結果、67%の企業がExcelやGoogleスプレッドシートなどの表計算ソフトを利用していることがわかりました。一方、専用システムを使用している企業は33%にとどまり、多くの企業がエクセル以外の選択肢を持っていない状況が見受けられます。
体制の整備希望時期
次に、予算管理や予実管理の理想の体制について尋ねたところ、53%が「N期」から「N-2期」にかけて整備を希望していることが判明しました。しかし、一部の企業はその時期についての意識が薄く、上場準備への意識が高い企業との間で「二極化」が起きていることが示唆されました。
予実管理にかかる時間
予実管理に要する時間についても調査を行いました。毎月10時間以上をかけている企業は37%にのぼり、特にExcelを利用している企業がその傾向が強かったことがわかりました。一方、予算管理のSaaSを使っている企業では3~5時間未満の回答が多く、ツールの導入が効率的であることが示されています。
予実管理の影響
最後に、予実管理が上場準備に与える影響について質問したところ、「中長期的な成長戦略の策定に不可欠」が最も多い回答であり、次いで「経営の透明性向上に役立っている」という結果が得られました。
今後の展望
株式会社ナレッジラボは、あらゆるビジネスが成長できるようサポートすることをミッションとして掲げており、今回の調査結果を基にさらなるサービスの向上を目指します。企業における予実管理の重要性が再認識され、これを機会に多くの企業が業務改善と成長戦略を進めることを期待しています。
参考文献
調査結果の詳細は、
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