観葉植物EC「アンドプランツ」、資金調達を実施
観葉植物と花のECサイト「アンドプランツ」を手掛ける株式会社Domuz(神奈川県川崎市、CEO:高木弘貴)は、3億円の資金調達を成功させたことを発表しました。リード投資家には株式会社ギフティが名を連ね、他にも千葉道場ファンドやNew Commerce Ventures、株式会社ブルーインキュベーションなどが投資に加わりました。この資金調達により、同社の累計資金調達額は4.4億円に達します。
資金調達の狙いと展望
Domuzは「ITとデザインでみどりのある暮らしをもっと身近に」というビジョンを掲げ、観葉植物や花を生活に取り入れやすい形で提供することを目指しています。今回調達した資金は主に二つの事業に振り向けられ、花卉産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進することが目指されています。
一つ目の事業は現行の観葉植物と花のECサイト「アンドプランツ」で、開始から3年でその商品展開数と売上は急成長を遂げてきました。特にパーソナル植物診断機能やAR技術を活用したサービスは、利用者の関心を引きつけています。また公式SNSやYouTubeでは総フォロワー数が17万人を超え、多くの人々に情報を発信しています。
さらに、まだEC化が低調な花卉市場において、Onlineでの植物購入が普及するための取り組みを強化しています。
二つ目の事業は、昨年11月にα版をリリースした花卉産業向けの卸マーケットプレイス「ハナイチ」です。このプラットフォームでは、生花や植物、資材などを提供し、サプライヤーのネットワークやノウハウを活かして植物のオンライン販売を進めています。これにより、花卉産業全体を巻き込んだDXを促進する考えです。
投資家の期待
出資者のコメントからは、Domuzのビジョンに対する強い期待が見受けられます。株式会社ギフティの代表取締役鈴木氏は、安全で柔軟な供給体制を通じて、観葉植物や花がより身近な存在になることに魅力を感じての出資だと述べています。千葉道場ファンドの廣田氏は、2年前の初回出資以来の追加入金だとし、Domuzの将来性を信じています。
New Commerce Venturesの松山氏も、日本の花卉市場の成長の可能性に言及し、Domuzの人柄や顧客体験が業界の未来を作ると期待を寄せています。
まとめ
株式会社Domuzは、観葉植物と花を通じて人々の生活を豊かにすることを使命とし、テクノロジーを活用してさらなるサービスの改善に取り組んでいます。今回の資金調達を契機に、花卉市場のDXを推進し、新たなビジネスモデルの展開が期待されています。今後の動向に注目です。
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