広島ヘイワが新たな建設人材マッチングサイト「アルケー」を公開

広島ヘイワ、新たな建設人材マッチングサイト「アルケー」を発表

広島ヘイワ株式会社（本社：広島市佐伯区）は、建設業界の深刻な人手不足に応えるべく、職人と企業をダイレクトに結びつけるマッチングサービス「アルケー」を11月25日に公開します。従来の紹介やツテの手法に代わる新たな選択肢として期待されています。

「アルケー」の特徴

「アルケー」は、初期費用が無料で、利用する職人と企業は誰でも登録可能。その際、応募や案件募集、メッセージのやり取りに制限がなく、ユーザーは自由に使えることが特徴です。案件が成立する際には、職人が契約金額の3％、企業が10％を手数料として支払う形になっています。これにより、利用者は負担を抑えながら、質の高いマッチングを実現できます。全国どこからでもアクセスできるため、地方の職人や企業にとっても貴重なサービスです。

評価制度による信頼性の向上

「アルケー」では、契約件数や様々な面での評価を5段階で示す制度を導入しています。具体的には、技術力や信頼性、柔軟性、スピード、コミュニケーションに基づく評価が可能で、これにより職人の実力を可視化します。この制度は、企業が信頼できる人材を選ぶ際に大いに役立ち、一方で職人側も自らの技術や実績をアピールすることができます。

安全な取引をサポート

取引においては、トラブル専用の窓口を設け、企業が事前入金する仕組みを採用しています。これにより職人は、未払いの心配なく、安心して働くことができます。もし職人が無断欠勤した場合、企業は全額の報酬を返金されるため、企業側も安心して依頼できる仕組みとなっています。

初期費用無料とメッセージ機能の利便性

「アルケー」のメリットは、初期費用が全くかからないだけでなく、業種や地域を絞って案件を簡単に検索できることです。また、チャット形式での条件交渉も可能で、迅速に意向を確認し合うことができるため、効率的なコミュニケーションが実現されています。

建設業界の現状と「アルケー」の影響

建設業界は現在、多くの問題を抱えています。特に人手不足が深刻で、労働力は年々減少している状況です。厚生労働省のデータによると2024年には就業者数が477万人にまで減少する見込みで、そのうち36％が55歳以上という高齢化が進行しています。

また、地域や工種間での賃金格差や、今後施行される時間外労働の上限規制といった、新たな課題が山積しています。こうした背景の中で、企業が求める「信頼できる職人を、必要な時に、適正な価格で探したい」というニーズが高まっているのです。「アルケー」は、そのニーズに応える最高のツールとなるでしょう。