日建デザイン受賞
2020-11-25 12:09:49

日建スペースデザイン、SKY DESIGN AWARDS 2020で2作品が輝かしき入賞

日建スペースデザイン、SKY DESIGN AWARDS 2020で2作品が輝かしき入賞



日本のデザイン界で権威あるSKY DESIGN AWARDS 2020において、日建スペースデザインが名を馳せました。同社が手掛けた2つのプロジェクト、東京會舘本舘チャペルとInterContinental Yokohama Pier 8が、それぞれ異なる魅力を持ちつつも、優れたデザイン性を認められ入賞を果たしました。ここでは両プロジェクトの特筆すべき点について詳しくご紹介します。

東京會舘本舘チャペル:陽光と静寂の聖域



東京都千代田区に位置する東京會舘の本舘チャペルは、2019年1月に竣工しました。設計は三菱地所設計と日建設計コンストラクション・マネジメントが担当し、インテリアデザインを手掛けたのは日建スペースデザインの山本祥寛氏と大橋伶史氏です。チャペルのデザインは、皇居の樹木にインスパイアを受けており、自然光が木の格子を通して空間に色彩と動きをもたらします。

特に注目すべきは、石材を用いた壁面で、皇居の石垣を模している点です。チャペルの正面に設けられた開閉式の縦格子は、その時々の光によって異なる印象を与えるドラマチックな演出を可能にしています。静寂の中にもエレガンスが漂うこの空間は、訪れる人々を温かく迎え入れ、結婚式という特別な瞬間を彩ります。

InterContinental Yokohama Pier 8:海の恵みを感じるホテル



続いて、神奈川県横浜市中区にあるInterContinental Yokohama Pier 8は、2019年10月に竣工。こちらも日建スペースデザインが手がけ、設計監理は梓設計が担当しました。特徴的なのは、1階のエントランスに設置された小さな螺旋階段で、これはまるで潮風を受ける巻貝を思わせるデザイン。これを上がると、オープンキッチンを備えたレストランへとつながります。

客室は、潮風を感じられる大きな窓が特徴で、まるで船旅をしているかのような解放感を提供しています。「Bon Voyage -良い旅を-。」というコンセプトのもと、訪れるゲストたちの心を掴む演出が施されています。審査員からは、美しい螺旋階段や心地よい照明計画が高く評価されました。

終わりに



日建スペースデザインが手掛けた東京會舘本舘チャペルとInterContinental Yokohama Pier 8の2作品は、ただの建物作りではなく、訪れる人々の心を優しく包み込む独自の体験を提供しています。自然の要素を取り入れつつエレガンスを追求したこれらのデザインは、これからも多くの人々に感動や喜びを与え続けることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社日建スペースデザイン
住所
東京都文京区後楽1-4-27
電話番号
03-5689-3264

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。