Moguraと長谷工が共同開発した防災訓練アプリ
東京都千代田区に本社を構える株式会社Moguraは、長谷工グループと共同で「バーチャル防災訓練アプリ」の開発を進めました。このアプリは、最近開催された「防災フェア」で初披露され、すでに多くの高評価を得ています。特に、小学生でも利用しやすい操作性が好評で、参加者の約90%が満足との結果を出しました。
防災訓練を身近に感じる
進化する防災教育
長谷工グループが推進している「長谷工暮らしのメタバースプロジェクト」の一環である本アプリは、リアルな生活空間を仮想空間に移し替え、ユーザーが実際にその中で防災行動を学べるように設計されています。実際の建物の構造や設備配置を再現した3Dの環境で、ユーザーは災害時の行動を身体で覚えることができます。
実際の訓練シナリオ
このアプリでは、さまざまな災害シナリオを体験することが可能です。例えば、火災時には消火器を探し出し、初期消火を行うシナリオがあります。また、避難ハッチを使ったバルコニー経由の避難訓練も含まれており、ユーザーは実践を通じて手順を学ぶことができます。これにより、ただ観るだけの学習から、能動的な体験へと進化しました。
使いやすさを重視したデザイン
操作には、次の行動を明示する目標表示があり、一定時間内に成果を上げることが求められます。これにより、訓練中は常に集中力が求められるため、実践的な学びが可能です。
実際のイベントでのデモンストレーションを経て、参加者からは非常に高い評価を受けました。特に、クリア後のアンケートでは4点以上の評価が付けられた項目も多く、アプリの実用性を裏付けています。
3D構築のメリット
アプリは、Moguraの技術力を活かし、サステナブランシェ本行徳という千葉県市川市の実在するマンションをモデルにしています。公式なBIMデータを活用して作成された3D空間では、居住者が自分の生活空間に即した防災訓練を体験できます。これにより、学習の質が向上し、実際の訓練に近い感覚で取り組むことができます。
社会的意義
Mogura NEXTは、バーチャルな技術を活用し、教育や防災、脱炭素といった社会課題の解決を目指している企業です。企業や行政機関と連携しながら、幅広い分野でバーチャル体験を提供することに力を入れています。このアプリを通じて、子どもから大人まで幅広い層が防災意識を高めることが期待されています。
今後もMoguraは防災教育や技術の進展に寄与することを目指し、企業や行政とも連携を深めていく予定です。興味がある企業はぜひMoguraのウェブサイトから問い合わせてみてください。詳細な情報や資料もダウンロードできるので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。お楽しみに。